ロイターNY市場サマリーで今週を振り返る。2023年6月24日
19日 休場
6月20日(火) ドル小幅高・株下落、FRB議長証言に注目
3連休明けに利食い売りがあり、市場は下落。注目されているのは米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言。エクソンモービルとシェブロンの下落で主要株価指数も下落したが、下げ幅は縮小。ナスダック総合は最長の連騰を記録し、S&P500は年初来14.3%上昇。一方、エネルギーは中国の需要後退の影響で2.3%下落。リビアン・オートモーティブとテスラの株価は上昇し、リビアンがテスラの充電規格を採用することで合意。ペイパル・ホールディングスも上昇し、KKRが欧州の後払い決済サービスに関する融資債権を取得することで合意した。
6月21日(水)ドル指数下落、株続落・利回り横ばい
主要株価指数は続落し、パウエル議長の議会証言が圧迫要因となった。
ハイテク関連の大型株や人工知能(AI)関連銘柄、テスラの下落が相場を圧迫。パウエル議長は経済が現状維持される場合、追加の利上げが行われる可能性があると述べた。テスラは5.5%下落し、バークレイズが過度の上昇を指摘して投資判断を引き下げた。宅配大手のフェデックスとUPSも失望感から下落した。
6月22日(木) ドル対円で7カ月ぶり高値、S&P・ナスダック上昇
S&P総合500種とナスダック総合は上昇して取引を終えた。パウエル議長のタカ派的な発言が続き、FRBの引き締めサイクルの終了に達していないことを示唆。ナスダックはモメンタム株の主導で1%近く上昇し、S&P500は小幅な上昇にとどまった。ダウ工業株は工業と金融の下落が重荷となり、ほぼ横ばいで引けた。主要11セクターのうち5セクターが上昇し、一般消費財が上昇率トップ。一方、不動産とエネルギーは下落率が大きかった。個別銘柄では、スピリット・エアロシステムズが労働者のストライキによる一時停止を発表し、急落。ボーイングも下落した。
6月23日(金)ドル上昇、株下落 利回り低下
先週は幅広い銘柄の売りにより市場は下落した。注目されたのはパウエル議長の証言で、他の材料はほとんどなかった。主要3指数は全てマイナス。ナスダック総合は大型株の下落が響き、8週連騰を止めた。S&P総合500種も5週連騰を止めた。主要11セクターは全て下落し、公益事業が大きく落ち込んだ。フィラデルフィア半導体指数も下げた。個別銘柄ではカーマックスが好決算で上昇し、スターバックスはストライキの発表で下落した。投資家の不安心理を示す恐怖指数(VIX)も上昇した。
以上です。
今週の相場はどんよりした雰囲気で方向感に欠けました。いや下がりはしましたけどね…。パウエル議長の証言を気にしているようでそうでもないような、商い材料にならない雰囲気とでも言いましょうか…。資金的な枠はありそうですけどね。
先物オプション、コールへの偏りでVIXは相変わらず低い。そういえばこんな記事ありました。
東京市場は相変わらず指数が上がればグロース売られ、その逆もしかりという感じ。蚊帳の外の銘柄は、徹底して蚊帳の外という印象です。儲かっている人のTweet見ても、どこか空元気に見えてしまう。そんな見方で過ごした一週間でした。まだ内需株には資金回って来てないです😭
ではまた。
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