![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92900767/rectangle_large_type_2_fcf5b745a74b026ad3856b0df5ace817.png?width=800)
Scrum@Scale研修受けてきました(2022/12)
2022/12/07 - 2022/12/09 でScrum@Scale研修を受けてきたので、その振り返りです。
参加メンバー
同じ会社のメンバー8名と一緒に参加してきました。(8x33 + 8x交通宿泊費だぞ。ゆめみに感謝)
研修での学び(まとめ)
8名1チームで参加できてよかった
大規模スクラムの研修となると、スクラムの「理解度・浸透度・今抱えている課題」が参加者それぞれで異なるので、同じ会社のメンバーだと目線が揃いやすいため、ワークショップ・ディスカッションの進行がスムーズでした。
CSM研修では全員がほぼスタート位置同じなので、あまり顕在化しないが、この研修では確実に顕在化するなと感じました。
研修はやっぱりワークショップ多めが良い
事前共有された資料の座学時間が多く少し飽きてしまった。
様々なステータスの人たちが参加するので仕方がないという一方、同じ場に集まり同じ時間を過ごすので、一緒に何かやる時間を多く取って欲しかったなぁという印象です。
「解を求めるな、解を見出せ」
アジャイルの本質だとは思うのですが、チームに合った型が重要であって、ベストプラクティスをなぞるでは限界があるよなぁ。と色々な質問を聞いていて感じました。
スクラムマスターは本当に難しい
ワークショップではスクラムマスターをやったのですが、限られた時間の中で、以下のことを考えていて、本当に頭が爆発しそうでした。
議論の内容把握・偏り・促し・方向性・着地
タイムキーピング
参加者の発言量
POへの配慮
全部出来てそうな雰囲気出してますが、全然うまく出来なかった。
基本的なスクラムの構造と同じ
「人」が「チーム」になるだけで、スクラムの構造と結局は同じだなと思いました。
このシンプルさがスケールさせやすくもしているはず
アジャイルマインドセットが重要
当然と言えば当然ですが、意思決定構造がヒエラルキーなので、アジャイルマインドセットがないと、「言われたことをやるだけ」「何を言っても変わらない」となりやすいなぁと感じました。
コーチにも質問したら、「パーパス・ビジョン」に共感している人たちの集まりというのが前提なので、共感の得られない意思決定はそこまで多くないとのこと。
つまり、「パーパス・ビジョンに共感して集まっていないゆめみ」では取り扱い注意、もしくはエッセンスだけ取り入れてカスタムする必要がありそう。
計測できる目標と自動化されたメトリクス
計測できる目標にすることが大事
計測できない目標に価値がないとは言わないが、計測できなければ評価もできない
オフラインであることの重要性
全てがオンライン・オフラインではなく、目的に応じて使い分けが必要だと再認識
みんな時間確保が難しいので、意地でもオフラインでの合宿のようなことをすることで、全員が目標に注力できる場の強さを改めて感じた
結局実践しないと何もワカラン
不確実性に対応するのが目的なので、知識としては入れた上で実践しないと結局何もワカラン!!!
ここからはログです。
研修内容そのまま書くわけにもいかないのでざっくりと。
1日目
他己紹介
初めてやりましたが、アイスブレイクとしてはとても良いアプローチだなと思いました。
TimeBox
かなりタイトな時間制限なのですが、「時間を倍にしたからと言って2倍になるわけではないので、限られた時間の中で最善を尽くす」というのは、わかってはいたけど実際に突きつけられると、ビシっと刺さるなぁと思いました。
危機感を醸成する
なぜ変革が必要なのか?
なぜ今やるのか?
なぜスクラムなのか?
Whyにあたる一番重要な部分。
手段として「スクラム」を選択した理由を理解してもらうのが一番難題だなと感じます。
決済権のある人を説得・突破できるかが結局肝。
出来るだけ早く成果を出す
スクラム導入してみたものの、「結局成果出ないじゃん」では意味がないので、早く成果を出すことが重要とのことです。
規模や作るもの次第ですが、目安としては6-12ヶ月。
成果が出たという結果を出して見える化するのが重要。スプリントレビューと同じ考え方ですね。
Scrum@Scaleのゴール
価値駆動文化の確立
2日目
価値の決定方法
優先順位付けの手法を色々教えてもらえた。
高速な手法から、詳細な手法まで色々あるんだなぁと。
EMSチームがなぜこの優先順位を付けたのかの根拠はとても大事なので、すごく、勉強になりました。
障害エスカレーション
構造がしっかりしているので、わかりやすいが、遅いイメージを持った。
障害になる何かは即時共有が良い。
プラクティスでもデイリースクラムで話し合う的なことが書いてあるけど、大規模スクラムでは定例イベントがかなり多いので、1つでもムダを省いていかないと、何かと遅くなりそうと感じた。
LIXILチームのタスクボードは参考になった。
TODO
緊急 or 今後問題になりそう
Doingに時間軸
4day以内
4-10day以内
10day以上
DoneのあとにSmashed!
起案者がSmashする(したい?)
早くリリースすることの重要性
早く終われるチームは加速も速い
スケーリングの課題
壊れているシステムをスケールしてもうまくいかない
MSD製薬 カワナベさんの話
実際にS@Sを導入して、どのように運用しているのかについてお話しをしていただいた。
かなり入り込んだ質問にも実直に答えて頂いていたのが印象的でした。
模範的なスクラムマスターだなぁと感じました。
おまけ(アジャイルらしさ)
1日目の進捗状況から2日目のカリキュラム構成を変更したり、
質問がかなり多いので、パーキングロットを用意したり、
質問数をある程度で打ち切ったり、
アジャイルらしい進行がとてもよかった。
3日目
ワークショップ多めだったのでとてもよかった。
メトリクスと透明性
メトリクス(成果の評価)について、自動で且つ可視化されていることが重要
複数のメトリクスを用意して総合的に判断することが大事
指標がシンプルであることも重要
計測可能な目標(プロダクトバックログ)であることも重要
その他
lessの課題感
POとSMで対立が起こりやすい
S@Sの課題感
ビジョンの共有がしっかりされないとスピードも上がらない
組織変革の具体を考える(ワークショップ)
ゆめみの組織変革についてメンバーで考えました。
変革のヘッドライン(背景・目的)
人が大幅に増える
そして時間がない(2023/04 or 2023/10)
変化・適用できるようになる
組織変革の現状と課題
戦略的ビジョンがない
結果を出すことを推進するチームがなく、評価も効果測定もできていない
変わりたくない人が多く勇気も足りない。いつも同じメンバーになりがち
変革のための具体的アクション
変革促進チームを組成するためのチームを作る
メトリクスを作る
組織改革を促す仕組みを作る
スケジュール案
2023/02までに変革チームを組成する
体制案
変革促進チーム、EAT と EMS の2チームを考案
最後に
高額な研修に参加させてくれたゆめみに感謝
研修を開催してくれたScrum Inc様に感謝
研修を勧めてくれた内藤さんに感謝
研修に参加してくれたメンバーに感謝
同じ目的を持って参加する研修クッソおもろい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?