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⑥できない生徒にどこまで合わせるべきか

私は今現在個別指導と集団講師の両方を担当している。

集団授業というのは、ある程度レベル別でクラス分けはされているが、やはりその中でも生徒の力の差は大きい。

まあ、言ってしまえば学校の授業と同じような感じだ。

そこで悩みの種になるのができない生徒にどこまで合わせるべきかということ。


まず中学までの学校では基本的にクラス全体を底上げするような、逆に言えばレベルの高い人はほっておくような授業をすることが多い印象がある。

対して塾では、ある程度高いレベルの生徒に合わせた授業を行っているだろう。これを行えるのは、レベル別のクラス分けや、最後のセーフティーネットとしての個別指導があるからであろう。

自分でいうのもなんだが、私は中学まではクラスの中では比較的勉強ができたほうだったので、授業中暇をもてあそぶ時間が多かった。

なので、私の授業では中学までの授業のような全員が同じスピードで進むような授業は行いたくない。

だからと言って、クラスの中で授業についてこれず先生が板書するのを写すホワイトボードコピーロボットとなる生徒が出てくるのはもっと良くない。

実際、高校では授業のレベルが高すぎて自分がロボットになった経験があるからよくわかる。終わってみたら、ノートが埋まっているだけで、何を学んだかすらわかっていなかった。


このような考えの中で、今時点での私の最善策は

演習の時間を多くとり、レベルの高い生徒には彼らに合った問題を追加で出す。その時間の中で、その範囲まででわからなかったことがある生徒に個別に、または複数名を一度に、細かく教えていくというやり方だ。

しかし、このやり方にも問題点がある。

例えば、「わからなかったら手挙げて聞いてね」とは言うものの、その中で手を挙げるのは、ほとんど毎回決まったメンバーで、恥ずかしがりな生徒などはわからないことがあっても手を挙げてくれるとは限らない。

もちろん、そのような生徒を見逃さないように巡回をしているものの、それでも漏れはあるだろう。

(先生としてではなく、一人の大学生としての意見を言うなら、わざわざお金払って勉強してるんだったら、恥ずかしがらずに質問しろよと)


結局は、わからない人が出ないようなわかりやすい授業でかつ、すでに分かっている人のためにもなるような面白い授業をできればよいので、もっと試行錯誤しながらよい授業を提供できるように頑張りたいと思います。




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