見出し画像

管理職が語る!有給を取る重要性とその方法


自分のことを少し話します

最近、数ヶ月も有給を取れていない自分を何とかしなければならないと強く感じています。実は私は管理職で、部下が8人います。彼らは非常に個性豊かなメンバーで、別の部署やチームで上司と相性が悪く、私の配下に移動してきた人たちが主です。


本人たちに問題があるわけではなく、意思疎通に気を使いすぎたり、心理的安全性が確保できない職場のために自分を押し殺してしまったり、上司がパワハラ気質で相談相手がいなかったりと、さまざまな悪条件が重なり合ってメンタルを病んでいるメンバーが多いのです。現在、半数が心療内科に通っています。

自分もメンタルケアが必要

そんな中、私も黙っているだけで、心療内科にしっかり通っています。もうかれこれ17年ほど通い続け、安定剤や眠剤などの薬に頼っています。さらに、心を落ち着かせるサプリにも頼っている始末です。


有給が取れない現実

この数ヶ月間、全く有給を取れていないのです。昨年までは、月に1回は必ず有給を取って、自分の心を守るためにデジタルデトックスを行い、自分の内面と向き合ったり、新しい経験をするために一人でどこかへ出かけたりしていました。

しかし、メンバーは多いし、担当する商品も多い。雑務も多い。雑務をこなすのが管理者の仕事ではありますが、とにかく多い。うちの会社は大掛かりな構造改革を進めていて、定期的にリストラが行われています。管理職もどんどん減り、知り合いの管理職が長期休職に入ることが増えています。自分もそうなりたくはありません。


心を守れなかった場合のデメリット

心を守れなかった場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか。以下にリストアップします。

  1. メンタルヘルスの悪化: ストレスが溜まりすぎると、うつ病や不安障害などのメンタルヘルスの問題を引き起こす可能性が高まります。

  2. 身体の健康悪化: メンタルヘルスが悪化すると、身体にも影響が出ます。免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。

  3. 仕事のパフォーマンス低下: メンタルヘルスが悪化すると、集中力や判断力が低下し、仕事の効率や質が低下します。

  4. 人間関係の悪化: メンタルヘルスが悪化すると、イライラしやすくなり、周囲との人間関係が悪化する可能性があります。

有給を取ることのメリット

有給を取ることには、多くのメリットがあります。

  1. ストレス解消: 休むことで、溜まったストレスを解消し、リフレッシュできます。

  2. メンタルヘルスの改善: 休息を取ることで、メンタルヘルスを保ちやすくなります。

  3. 身体の健康維持: 休むことで、身体の疲れを取り、健康を維持できます。

  4. 仕事の効率アップ: 十分に休息を取ることで、仕事に戻ったときに集中力や効率が向上します。

休みの取り方のノウハウ

では、どうやって休みを取るか。以下にいくつかの方法をリストアップします。

  1. 半休を活用する: 一日まるまる休むのが難しい場合、午前だけ休む、午後だけ休むといった半休を活用する。

  2. 業務の優先順位をつける: すべての業務を同時にこなすのは無理です。優先順位をつけて、重要な業務に集中し、その他は後回しにする。

  3. 代替要員を確保する: あらかじめ代替要員を確保し、自分が休む間に業務を引き継げる体制を整える。

  4. 上司や同僚に相談する: 無理をせず、上司や同僚に自分の状況を相談し、協力をお願いする。

もしそれでも難しい場合は?

しかし、現実には、どの業務もプライオリティが高いと言われていたり、上司や同僚に相談しても「根性が足りない」と言われるような場合もあります。そんな時は以下の方法を試してみてください。


  1. 小さな休息を取る: 10分間の休憩をこまめに取ることで、少しでもリフレッシュすることができます。

  2. 休息をスケジュールに組み込む: 会議の合間に5分でも10分でも休息時間を確保するようにスケジュールを調整する。

  3. メンタルヘルスを優先する: 無理をせず、自分のメンタルヘルスを最優先に考え、必要ならば心療内科などの専門家に相談する。

  4. リモートワークの活用: リモートワークが可能なら、自宅で仕事をすることで通勤のストレスを減らし、少しでもリラックスできる環境を作る。ただし、対面での仕事に意義を感じる上司がいる場合、その利点を説明することが重要です。以下にリモートワークの効果に関するデータや事例を紹介します。

リモートワークの効果とデータ

  1. 生産性の向上: スタンフォード大学の研究によると、リモートワークを導入した企業では生産性が13%向上したと報告されています。また、従業員の満足度も高まり、離職率が減少しました。

  2. 通勤時間の削減: リモートワークを導入することで、通勤時間が削減され、その分の時間を有効活用することができます。通勤によるストレスも減少し、心身の健康が改善される効果があります。

  3. 柔軟な働き方: リモートワークは、従業員に柔軟な働き方を提供し、ワークライフバランスの向上に寄与します。これにより、従業員のモチベーションが向上し、仕事の質も向上します。



結論: 休みを取って自分を守ろう

休みを取ることは、自分の心と身体を守るために非常に重要です。管理職としての責任は重いですが、自分が倒れてしまっては元も子もありません。半休や業務の優先順位付け、リモートワークなどを活用し、無理をせず、自分を大切にしましょう。たとえ小さな休息でも、それが積み重なることで大きな効果を生むことがあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?