見出し画像

わたしの軌跡 〜やりたいことを見つけるまで〜

自分が何をやりたいかわからなかった。
「これをやりたい!」って言って良いのかわからなかった。

大学卒業後、事務職に就いた。
苦手な作業が多くて、辛いことの方が多かった。

人生について考える機会があって、「このまま人生を終えたら後悔するな〜」と思って転職することにした。
写真についての仕事。好きなことについての仕事に就けた。
営業職だった。前職の中で知っている職種が、事務と営業だけだったから。

営業職だけど、ここはいろんなことをできる会社だった。浅く広く。
企画もディレクションも告知物の内容を考えることも、もちろん営業も。
仕事にはたくさんの引き出しがあって、その引き出しを少しずつ開けることができた。

その中で、営業職が天職ではないことは肌で感じていた。
もっと向いている仕事があることも本能的にわかっていた。
ただ、それが何なのかわからなかった。

「もっとこうしたら良いじゃん」を考えることや、
告知物をデザイナーさんと一緒に改良していくのが楽しくて、
だから、私は「企画」が好きなのだと思っていた。
ただ、企画って言葉は広すぎて、具体的にどう動いて良いか分からず悶々としていた。

プライベートでは、写真を好きな気持ちが急加速した。
写真を撮るために外出するようになって、会社で写真部の部長もやっている。

カフェのスペースを借りて、写真展を開いたりもした。
テーマに沿って考えることにワクワクしたし、みんなが面白い!とアイデアを褒めてくれてすごく嬉しかった。

同じタイミングで公私の「公」の方でも、
社内のイベントを1から作る幹事を任された、2年連続。創立以来初。
社員みんなでスタジオで撮影をしよう、という内容。
これもアイデアを出すのが楽しくて、みんな楽しんでくれて褒めてくれた。

私は、私が「ワクワクする」ことに重きを置きたいを思っている。
できれば、仕事だってワクワクしていたい。
1日の中で8時間も費やすのだから、好きなことの割合が多い方がいい。

写真展と社内イベントが連続で開催で、忙しかったけど
「考えたことをカタチにする」ことは楽しくて全く苦じゃなかった。

そう、「考えたことをカタチにする」
これ、公私ともにお世話になっている友人が気づいてくれた。
「好きなのは考えることだけじゃなくて、それをカタチにすることじゃない?」って。

目からウロコ。膝を打った。
デザイナーという言葉が頭に浮かんだのはここから。
根拠は無いけど、今まで考えたどの道よりもしっくり来たし、ワクワクした。

ちょうど同じ時期、デザインの専門学校関係のひとに出会って仲良くなって、
学校見学、申込み、とトントン拍子。

4月から受講が始まる。

本業は異動になり、勉強することを上司や同僚にも伝えた。
いまは未経験だけど、本業の中でもデザインをする機会を作る。

人生が動くときって何度かある。
私にとっては、それが今なんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?