Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その3
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Kayak & SUP 1日で小豆島1周 その3

珈琲とおやつ タコのまくら

西の空にもうすぐ新月を迎える薄い月が浮かんでいる。

グゥワーと一声鳴いて、大きな海鳥が波一つない穏やかな海を飛んでいった。

11月2日。時刻は早朝5時。この時期、辺りはまだ真っ暗。

暗い中、ヘッドランプの明かりを頼りに出発の準備を始める。

今日はKayakとSUPで小豆島を1日で1周する。

Kayakが僕と小豆島ふるさと村のインストラクターの佐倉さん。SUPがシマアソビの大地。島の海男3人の挑戦。

(といっても、僕は現役を退いてすでに4年、現在はただのカフェの人ですが・・・。まぁ、海を愛する気持ちは2人と一緒なんで海男に入れてもらいます)

そして今回はご厚意でふるさと村のレスキュー艇がサポートしてくれることとなり、そこにドローンやカメラを使って小豆島内外ですばらしい映像作品を制作している島空撮の坪佐さんが搭乗し、1日密着撮影を行ってくれることとなった。(今回の記事の素敵な写真は島空撮さんからの提供です)

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準備も整い、東の空になんとなく朝の気配を感じ始められた午前5時40分。

天気晴れ。風は微風。絶好のコンディションの中、Kayak2艇、SUP1艇が静かな海に浮かんだ。

まだ暗いので2人の姿は半分闇の中に溶けていて、ヘッドランプの小さな明かりとチャプチャプとパドルで海を漕ぐ音で2人の存在を確認しながら前進する。

しばらく進むと、一気に東の空が白み始め、目標とする小豆島の西の端がうっすらと見えてきた。

「いやー。こんな暗い海を漕ぐんは初めてやから新鮮やわ」

と、大地がぐいぐい漕いでいく。

「2人と一緒に漕げるなんてうれしいわ。おいていかれんようにがんばらな」

と佐倉さんもスピードを上げる。

そのあとを追いかける僕。ちょっと、2人とも速いんですけど・・・。

30分も漕ぐと、本日の1周で最後に漕ぐことになる三都半島の後ろから、まばゆい光が差し始め、空も海も僕たちも、なにもかもが一面オレンジ色に染まった。

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あー。美しいな。久しく忘れていたこの感覚。やっぱり海はいい。

足元の防水バックからスマホを取り出し、撮影していたら、あっという間に2人に取り残されてしまった。

佐倉さん。おいてかれるのは僕なんですけど・・・。

(この後、僕がスマホで写真を撮ったのは休憩時間のみでした(笑))

それでも、気分最高!前途洋々。

「小豆島Kayak & SUP1日で1周」のスタートが切って落とされた。

この時はこの1周があれほど厳しいものになるとは3人とも思いもしていなかったのだけど・・・。(つづく)

                        写真提供 島空撮

小豆島1周 その1
小豆島1周 その2
小豆島1周 その3
小豆島1周 その4
小豆島1周 その5(最終回)







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珈琲とおやつ タコのまくら
タコのまくらは小豆島の海辺に立つカフェです。古民家を仲間たちとのんびりリノベーションして作りました。こだわりの素材や島のくだものなどを使った手作りのおやつと手回し焙煎機で焙煎した珈琲や自家製シロップの飲み物などを提供しています。ぜひ、のんびりしにきてください。