💘テレクラ物語➿6コール目:ようやく見つけた自分の居場所。そして甘い誘惑
この業界に入って良かった(と思ってしまった)事の大きな一つ
仲間(と思ってしまった人)が沢山居た事
同類というか・・・同じ穴の狢!?
普通の生活をしていると両親の居ない人ってなかなか居ない
昔の同級生と遊んでいても
『この前お母さんがさぁ・・・、あっ(何かに気付く)』とか
『もうマジでうるさい、親父なんて死ねばいいのに・・・あゴメン』
みたいに
知っているからこそ、気を遣うというか変な空気が流れる事があって
その優しさというか気遣いが、より自分を悩ませる
せっかく誘ってくれても
『・・・その日、町内の行事あるから』
『お寺さんに行かないと』
週末になると、かなりの確率で冠婚葬祭があり
3回忌や7回忌13回忌って
(お寺さんの集金システムは狡猾…イヤお寺さんも大変ですね)
殆ど接点の無い大人の中にぽつんと混じり
ずっと居心地の悪い時間を過ごす。同級生達は楽しく遊んでいるのに
もう誰だか知らない人の為に何回やってんだよ!
GWは稲刈り。正月・お盆は町内の行事とお寺さん
そしてほぼ毎年親戚の初盆があり、多い時は初盆のかけもち
当然、自分の家の行事も
行きたかったライブやイベントも殆ど行けず
この日だけはっと、祈るように手に入れたチケットも
やっぱり突然の不幸で無駄に
こんな事が続くと、さすがにもう誘ってくれる人も居なくなり
(だからBBQや飲み会を自分で誘う癖がついた。周りが変わったのなら自分も変化に対応しろって事)
(某政府機関・公安9課で働く微妙なファッションセンスの女幹部が言ってました。『世の中に不満があるなら自分を変えろ』って、まさにその通りです)
段々と深夜でも遊べる人が周りに増え。交友関係に変化が…
(自分は悪い方に順応してしまった)
そんな時、偶然この仕事を見つけたんです
ホント、運命って不思議ですよね
すると、この業界には自分と同じ境遇の人が沢山居て
一般的に言う、普通の家庭で育った人の方が少数派
世間とは全く逆
片親なんて沢山居るし、両親が居ない人だってごく当たり前
中には親を殺されたって人も
そして、母子家庭の多くは母親が水商売で
かなり殺伐とした環境の人が多く
親が組織に居る人も沢山
以前ちょっと交流のあったテキヤ関係と共通の知り合いも居て
その人達とはより深く、より濃く付き合うようになる
そして、本職の方との繋がりも濃くなり
プライベートでも顔を会わせるように
いつからか自分までも
『どこ(の組)?』なんて聞かれるように
そして、その事をまんざらでもないように感じる自分が居て
完全に自分の向かう先がズレ始めていた
それでも、自分の気持ちを解ってくれる
共感してくれる仲間というのは心強く
かなり心が動いたのが
ある組織の人からの言葉
『俺達みたいな何処でも相手にしてくれない人間でも、ちゃんと仕事ができてしっかりと稼げる』
『俺達みたいなのが居るから、最後の一線を踏み止まり世の中がうまくいく』
あと、こんな事も言ってた
『スナックや風俗ってのを誰が利用してると思ってるんだ、俺達が居なくなったら誰がやるんだ』
とも
当時は凄く納得して
”必要悪”
この言葉の意味を実感
そして、ますます深みに・・・。
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