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読書習慣の勧め 蛸龍的読書マガジン

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書籍からの学び、共感、考察など、様々な観点から書評を行っていきます。 気になる書籍を購入する時の事前情報として、一つの読書感想文として、読書に深みを!
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記事一覧

書く習慣でペルソナを壊す

こんにちは!蛸龍です! ちょっとカッコいいタイトルを付けちゃいましたが、とあるkindle本を読んでビビビッと来たので書籍紹介も交えつつ意見を述べていきます! 読んだ本はこちら! 所謂How To本ではなく、一個人ブロガーの方による書く習慣の大切さを説く内容でしたが、個人的に最も共感できたのが、「書く習慣=自分の本質に気付く」という意見です。 ペルソナが増えた時代突然ですが、ここで”状況に応じて作り上げた人格”として知られる心理学用語の「ペルソナ」について触れておきま

読書習慣:本の読み方

こんにちは!蛸龍です! 早速ですが、本日は読書がなかなか続かない!学びがうまく得られない!という方向けに、筆者が効果を実感している読書方法について解説していきます! ではいきましょう! 読書記録を付けるまず個人的に読書習慣を身に付ける上で役になったと感じるのは、読書記録を付けることです。 筆者は”読書メーター”というアプリで読書遍歴を記録するようになってから、毎日の読書体験が自分の歴史を刻んでいるような感覚になり、色味のある読書習慣を身につけられたと感じます! 正直

脱・歯車人間!仲山進也著:組織にいながら自由に働く

こんにちは!蛸龍です! 本日、仲山進也さん著「組織に居ながら自由に働く」を読了し、仕事に対する面白い考え方を学びました! こーれは勉強になりますよー! 全日本人必読!(笑) 自由に楽しく働くには、仕事の加減乗除の4段階を実践することが大切なようです。 健康寿命が延びて、昔以上に働ける期間が延びた現代だからこそ、各々が自ら楽しく働く努力が必要になったと感じますから、その手法を学ぶことは大切だと思います。 ということで筆者なりに特に共感した部分を中心に紹介

本の選び方:運命の書はどこにあるのか

こんにちは!蛸龍です! 皆さん読書していますか? 今でこそ筆者は読書が趣味として定着し、ノンストレスで毎日読書を継続できていますが、最初の頃は読書が良いものであると知りつつも、なかなか読書習慣が身につきませんでした。 そんな悩める時代の悩みの一つが”何の本から読めば良いのか分からない”ということです。 初めのうちって、有名な作家やシリーズもほとんど分かりませんし、そもそも小説、ビジネス書、実用書など、どのジャンルが向いているのか、難しさや厚さはどの程度が良いのかなど、

歴史体現書 【狂気とバブル】

こんにちは!蛸龍です! 皆さんはこれまで読んできた本の中で思い出深い書籍はありますか? 私にとって、一風変わった思い出として、強烈に記憶に残っている本はズバリ!チャールズ・マッケイ著「狂気とバブル」です。 具体的に何が印象深いかといいますと・・・とにかく長いんです!!! なんと総ページ数は驚異の813ページ!! もはや本というより、読める鈍器です・・・ さて、そんな冗談はさておき、せっかくですので本書の紹介をさせていただきます。 私は魅力的な表紙とタイトルにはもちろん

読書の魅力

こんにちは!蛸龍です! 皆さん最近読書をしていますか? 筆者は最近、読書習慣を見に付けてたくさんの本に触れようと意識しています。が、現代ではスマホの普及などによって、昔に比べて読書をする人が減ってきているように感じます。 たしかにSNSやネットニュース、動画コンテンツが充実してきている現代では、わざわざお金を払ってまで面白いかも分からない書籍を購入し、スキマ時間を見つけてはチマチマと読み勧めるという行為は非効率な気がします。 ましてや最近のネット情報は図解のみならず、

地獄さ行くんだで 蟹工船

秋田県生まれのプロレタリア作家:小林多喜二による、戦前の日本の労働実体をリアルに描いた名著「蟹工船」を読了。 明治維新から始まった急速な工業化により、貧富の差が著しく拡大していた戦前の日本。いわゆる「成金」と呼ばれた資本家たちが、労働者を安く買い叩き、過酷な労働に従事させることで暴利を貪っていた様子がまざまざと描かれる。 働き方改革が浸透し労働環境の改善が細部にまで行き渡りはじめた昨今の日本に比べると、ブラック企業なんて言葉が生易しく感じるほどの劣悪な労働環境に驚嘆させら