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書く習慣でペルソナを壊す

こんにちは!蛸龍です!

ちょっとカッコいいタイトルを付けちゃいましたが、とあるkindle本を読んでビビビッと来たので書籍紹介も交えつつ意見を述べていきます!

読んだ本はこちら!

所謂How To本ではなく、一個人ブロガーの方による書く習慣の大切さを説く内容でしたが、個人的に最も共感できたのが、「書く習慣=自分の本質に気付く」という意見です。


ペルソナが増えた時代

突然ですが、ここで”状況に応じて作り上げた人格”として知られる心理学用語の「ペルソナ」について触れておきます。

定義だけではイメージしづらいかもしれませんので、実生活を例として考えると、

・会社にいるとき
▶会社の規律や上司の言うことには逆らわず、会社のために一生懸命働く授業員という人格

・家族といるとき
▶人生の様々な悩みごとが気軽に話せ、お互いの仕事やプライベートを知り尽くした、頼りになる家族の一員という人格
子供からしてみると、いつでも無償の愛を注いでくれる、尊厳のある両親という人格

・友人といるとき
▶学生時代の雰囲気そのままで、気兼ねなくプライベートの話や昔話に花を咲かせることができる気心知れた仲間という人格

このように属する集団(コミュニティ)に応じて切り替える人格を「ペルソナ」と呼びます。

人は誰しも家族、会社、友人、地域など何らかのコミュニティに属しています。
コミュニティが変われば求められる立場や役割も変わりますから、適度にペルソナを切り替えることで、その場における最良の役割を演じて生きています。

そして、SNSなどの台頭により、現代はこれまで以上に扱うペルソナが増え、常にコロコロと切り替えながら生きていく時代になりました。

扱うペルソナが多い時代になった弊害として「素面の自分」、すなわち本質的な自分を見失う人が多い時代にもなりました。

SNSで人気だから、インフルエンサーが取り上げているから、流行だから、ランキングの上位にあるから・・・

皆さんは素面の自分ではなく、自身のペルソナに従った行動を取っていないでしょうか。


書く習慣↔ペルソナを破壊する

それでは、情報過多でペルソナを過度に切り替え続ける現代において、自身の本当の意見を知るためにはどうすれば良いでしょうか。

本著において語られていますが、自身の本質的な意見を炙り出す方法こそが、書く習慣を身に付けることになるのです!

恐らく何か文章を書く場面でもついつい無意識に、バズるだろうか、批判されないだろうか、会社員としてこんなことを言ってもいいだろうか・・・等々、自身の様々なペルソナが頭をもたげてくることでしょう。

それは様々なコミュニティの中で生きる我々にとっては、もはや本能に近い感情でしょうから、避けることはできません。

それでも、ネタ切れになるまで書きたいことを書きまくり、書くことが無くなってから更にネタを絞ることで、どのペルソナも語ろうとしなかった本質的な意見が炙り出されてくるのです。

書くことは何でも良いのです。
最近見た映画やアニメ、本などの感想、受けたサービスに対する意見、仕事に対する考え、同僚や友人に対する想い・・・

まずは気軽に書けそうなことを日記などに思いつくままに書きなぐり、時々読み返したりしながら、本当の自分を見つめ直す習慣を身に付けては如何でしょうか。


素面を晒して軸を鍛える

さて、書く習慣によって自身のペルソナを壊し、素面の自分の意見を晒すことができると伝えてきましたが、そもそも素面を晒すことは何の役に立つのでしょうか。

我々は常に何かしらのコミュニティに属していますから、人前でペルソナを外す機会は一切無いと言っても過言ではありません。

それでも、定期的に素面の自身を晒すことには何の意味があるのでしょう。

個人的には、本当の価値観を定期的に認識することで、自身の軸を鍛えることができると考えます。

確かにペルソナを被ったまま生きることは可能ですし、実際にほとんどの人がそのような生き方をしていますが、それは他人の意見(と自分が勝手に感じているもの)に逆らわないように生きているだけにすぎません。

相手に合わせて意見も変えなくてはいけないので疲れますし、何よりも相手の本当の意見なんて分かりっこありません(相手もペルソナを被って伝えてきませんから・・・)。

分かりっこもない他人の意見に左右されながら生きるくらいであれば、いっそのこと本当の自分の意見にこそ耳を傾けて、本当に自身がやりたいこと、興味があること、好きなこと、それらに全力を注いだ方が楽しい人生になると筆者は考えます。

もちろん素面の自分を前面に押し出すと批判されることも多いでしょう。

それでも一人になってから自分の意見を見つめ直し、やっぱり自分はこう思う!という自身の確固たる意見があるのであれば、それは貫くべき自身の軸となる意見なのです。

批判を恐れて都合の良いペルソナを被って生きるくらいなら、書く習慣によって定期的に素面の自分をさらけ出し、他人の意見とぶつけて磨き上げることで、自身の価値観の軸をより強く磨き上げることが出来るのです。


まとめ

ということで、後半は人生論的な話に波及してしまいましたが、「書く習慣」を身に付けることで、本当の自分の意見が分かる、という内容についてご紹介してきました。

私もその考え方をうっすらと感じていましたが、この本でそれを再認識しましたので、ご紹介させていただきました!

私のnote投稿もまさに自分の意見を晒し、軸となる価値観をブラッシュアップするために実践していると言っても過言ではありませんから、ぜひコメントをいただければと思います。

また他にも色々な意見、考察、書評など記事を出していきますので、引き続きよろしくお願いします!

ではまた!




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