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フィリピンの0円留学体験記 | たこ坊編

どうも、たこ坊です。英語名は Tako Boy です!

私の人生概要については初回記事をご参考ください⇩

今回は、筆者がフィリピンに滞在するキッカケとなった「フィリピン0円留学」について綴っていきます。


1.0円留学とは?

「そもそも0円留学って何?」「0円って響きが怪しすぎる」と思う方もいらっしゃることでしょう。
学校によってやり方は異なるのですが、私が参加したプログラムは下記のとおりでした。

・日本の会社でインターンとして採用
語学研修としてフィリピン現地の語学学校へ派遣される
・仕事はテレワークで行えるため、フィリピン現地で仕事をしながら語学留学に参加

本来、インターンであれば多少お小遣いが貰えたりするものですが、お小遣いを貰う代わりに語学留学ができるという仕組みです。
(※学校によっては、フィリピン現地に併設しているコールセンターでオフィス勤務するパターンなどもあります。特にセブ島はこのパターンが多いかな?)
無料となるのは「授業料、食事、家賃(光熱費+Wi-Fi含む)」。
その他のビザ代、航空券、管理費などは支払う必要があります。とは言っても、数万円程度で一ヶ月生活しながら英語学習もできるので十分ですね。
本来なら1ヶ月の語学留学で15万円程度はかかります。5分の1程度まで出費が抑えられるのはかなり魅力的。

2.何をするの?

インターンとして採用されるわけですが、一体どういう業務を行うのか気になりますよね。これはタイミングによっても異なるのですが、基本的にはコールセンター(アウトバウンド)か事務作業を担当します。
筆者が参加した当時は、コールセンターのテレアポ案件が主流でした。筆者自身、営業経験が4年ありましたのでそこまで苦労することなく業務には順応させていただいたのですが、未経験の方にとっては中々大変な業務かもしれません。
ご存知の方はピンと来るかもしれませんが、いわゆるBPOですね。テレワークのインターン部隊を見つけて、語学研修・現地生活という機会の提供を行う代わりに業務を行ってもらうというスタイルです。
こちらの業務を毎日5時間行うことで、4時間分の英語授業を無料で受講することができます。セブ島やほかのエリアではノルマがあったりハードだったりという話を聞きますが、筆者が参加したタガイタイでは超ゆるゆるでした。(もちろん利益は出さないといけませんが)
他のインターン生たちとも和気あいあいと楽しく業務に取り組むことができて良かったです。

インターン生たちとの仲良し写真

3.どんな人がいるの?

このプログラムは誰でも参加できるわけではありません。
インターン先企業との面接を受けて選ばれた人だけが参加できます。
筆者が参加した当時の責任者の方は、「面白い」と直感で感じた人を採用するようにしていたそうです。そのため、個性豊かなメンバーが集まっていました。
年齢層は20~30代。コールセンター業務なのでパソコンにもそれなりに慣れている方でないと厳しいです。それもあって、若い方を中心に構成されていました。
筆者が参加していた当時のメンバーは、某業界の有名人や、某ビジネスで現在成功者となっている方など、日本でフツーに生活していただけでは絶対に出会えていなかったような方ばかりです。また、0円留学プログラムだけでなく、通常の語学留学生として来ていた方とも交流していましたが、一流の経営者さんや一流の芸術家さんなどもいらっしゃり、とても刺激の多い貴重な経験ができる環境でした。

ハロウィンパーティーの様子

4.メリットとデメリット

0円で留学できるわけですから基本的にはメリットばかりですが、一方でデメリットとなることももちろんあります。
そこで、筆者が実際に体験した上でのメリットとデメリットをご参考までに挙げていきます。

4-1 メリット

・格安で海外生活できる
0円で留学ができるプログラムなので当然ですが、格安で海外生活を体験することができます。部屋は無料、Wi-Fiも無料、食事も平日は無料。何も困らないですよね。しかも筆者が滞在したのはフィリピンの観光地として知られるタガイタイ市。マニラ空港から車で2時間ほど南下した位置にある避暑地です。よく「フィリピンの軽井沢」と例えられることもあります。
マニラより少し涼しく、空気は美味しく、治安はフィリピン1安全。お世辞無しで超最高のエリアです。なんとなーく選んだ0円留学プログラムでまさかこんな体験ができるとは思っていなかったので、当時は運の強さを実感していました。(現在はクリスチャンとなり、運ではなく神様の思し召しだったということを知ったわけですが)

フィリピン初登山チャレンジした時の写真

・新たな人生プランを設計できる
0円留学に限らずフィリピン留学全体に言える話ですが、これまでとは違う国、違う環境、違う人たちとの関りの中で生活することで、今まで思い描いたこともなかった人生プランが頭に浮かぶこともあります。
筆者はどちらかと言うと古い日本人的な考え方を元々持っていたタイプで、一度就職したら定年までその会社で勤務すべき、という意識を持って当時は働いていました。突然訪れたキッカケをもとに、そんな私の価値観は大きく変化したわけですが、今となってはもっと「気楽に」「自由に」生きるのが良いと考えるようになりました。「絶対こうすべき・こうあるべき」というのはただの足枷です。現代ではノマドワーカー / フリーランサー / ハイブリッドワーカーなど色んな働き方があるので、自分の可能性を狭めず広げていく機会にも繋がりました。

・チャンスが多い
フィリピンに滞在する日本人は1万2千人程度ということもあり、日本人コミュニティは小規模かつ幅が狭いです。そのため、フィリピンにいる日本人というだけで、日本では普通出会えないような起業家さん、経営者さん、大富豪さんなどと出逢える機会も多いです。例えば、日本一の〇〇という称号を持つ方も多くいらっしゃいました。また、現地で出逢った経営者さんに気に入られ、帰国時にはその方の会社に就職することが決まった、なんて話もよくあります。日本では中々手に入らないようなチャンスが、ちょっとしたキッカケでいきなり手に入る。それもまたフィリピンに滞在するメリットの一つかなと思います。
0円留学に焦点を当てて言えば、インターンとして参戦していた企業に正社員として雇用してもらえる可能性もあるので、フィリピン移住を考えている方にとっては一石二鳥ですよね。語学留学で現地生活体験をしたのち、現地就職へ!

自分の価値に気づく
日本で当たり前のようにしていたことが、フィリピンでは「優良スキル」とみなされることがあります。筆者の場合は、「スピード感」「報連相確認」ですね。日本勤務時代は日々、社長や上司から耳が痛くなるほどまでに注意されていたので、習慣づいて意識せずとも当たり前のように行っていましたが、フィリピンではこれができる人が限りなく少ないです。そのため、ただただ当たり前のことを行っているだけで多くの顧客から評価され、信頼獲得やリピート案件の獲得にも繋がりました。日本では埋もれるようなスキルであっても、フィリピンでは希少価値を見出すことができます。

4-2 デメリット

・インターン業務がフル日本語
0円留学は非常に魅力的なプログラムなのですが、英語を本気で勉強したい方にとってはデメリットもあります。それが、業務内容を日本語で行うこと。日本企業のインターンなので、業務はもちろんすべて日本語になります。テレアポ先の顧客もすべて日本人。そのため、半日は日本語を使って生活をしなければならないのが、学習者にとっては少しデメリットとなります。

・フィリピンの環境に馴染めないことも
海外生活、特に東南アジアやフィリピンでの生活が初めてという方の場合は、環境に馴染めないこともあります。日本の生活と比べると、不便さや煩わしさなどがどうしても目立ってしまいます。そういった部分が気になる方や潔癖症の方にとっては最悪の生活環境になりかねません。(そういう方は、そもそもフィリピンを選ばないで!とも思いますが笑)
あとは、食事ですね。もしフィリピン料理が口に合わなかったら、その時点で残りの生活は詰みます。東南アジアのローカル飯がいけるかどうかってのは、かなり大事な要素ですね。筆者は日々喜んで食べています。

5.0円留学の感想

ざっと0円留学についてご紹介してきましたが、最後に筆者の感想を綴りたいと思います。
まず、0円留学をオススメできるかどうか、という点に関して言えば、「タガイタイならオススメ!」と言えます。と言うのも、セブ島ではあまり良い噂を聞かないことが多いので。。。元々セブ島の0円留学に参加していた方がタガイタイに来られたこともあるのですが、ノルマが定められてロボットのように働かされたり、部屋は4人分のベッドだけ置かれたようなタコ部屋生活だったり、過酷な環境だったという話をチラホラ耳にしました。それに比べると、タガイタイはまるで天国のようでしたね。ノルマは無し、部屋は快適。もちろん、他にも良い学校はあると思いますので、応募する前にまずはじっくりと内情をチェックしてもらえたら良いなと思います。
筆者はトータルで4ヶ月参加したわけですが、通常留学生として来られる生徒さんが入れ替わり立ち代わりで本当に多くの方と交流することができました。

火山噴火時にマスク配りボランティアをした様子

当時の繋がりがキッカケで現在のビジネスにも繋がったり、将来的なプランにも繋がったりと、受けた恩恵はかなり大きいです。また、当時Twitterで知り合った方と休日に出会ってフィリピンのあれこれを教えてもらったり。日本では簡単には手に入らないコネクションが一気に増えていくので、とても良い環境だったなと改めて思います。
現在はこうしてフィリピン就職している筆者ですが、フィリピンに移住や就職を検討するのであれば事前に現地の生活の様子や文化、風習、食事などにも慣れておくべきです。そういう意味でも、まずはフィリピン留学をオススメします。できれば1ヶ月。そうすれば、ざっくりと現地生活のイメージが掴めるかと思います。
総じて、0円留学生活、サイコーーーーーーーーーっ!!!!でした!!!

もしフィリピン留学に興味のある方がいらっしゃいましたら、私からも信頼できる留学エージェントをご紹介することが可能です。もちろん、私が留学していたタガイタイの語学学校をご紹介することも可能です。
ご相談、ご質問などあればいつでも対応しますので、ぜひお気軽にお尋ねください~!!

以上、たこ坊でした!また次回の記事でお会いしましょう~!!

宿舎前にて旅立ちのメンバーを見送る様子

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