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いなくなった兄

ある日。私の兄はいなくなりました。

その知らせは突然でした。
仕事から帰ってきた母から、「お兄ちゃんがいない、どうしよう。」
と震えたワナワナした落ち着きのない声での電話が来ました。
その約3日後、とあるホテルで冷たくなった兄が見つかったと警察から連絡がありました。その辺の記憶は鮮明ですが、曖昧です。矛盾してますけどね。

兄はちゃんとした診断はなかったものの、精神疾患を持っていました。
ついていた診断は自律神経失調症でした。

こんな形で私は自死遺族になりました。

自死遺族は想像以上にきつい。相談なんてできない。専門の相談に行ったって、ありきたりな対応をされるだけ。友達に言っても、引かれるか、相手が言葉を失っている様子が見れるだけ。どこにいても苦しみは消えない。


たまに思ったことを書こうと思います。

1日生きているだけで、100点です。
幸せな瞬間があればなおよしです。

みなさんが、1日を無理なくすごしていけますように。

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