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椅子に座って足~股関節をニュートラルに整える

2014-09-13にアップしたyahooブログ→amebaブログを更に転記します。

前回の「スクワットとスパイクジャンプについての提案」で書いたスクワットの組み立て方についての補足です。

「椅子に座って足~股関節をニュートラルに整える」ための方法ですが、

イスに座って、まず、膝が足の真上にあるか確かめます。右膝を真上からのぞき込み、膝のお皿の中心がどの指の付け根に乗ってくるか、足の真ん中(人差し指と中指の間)にあるか?それとも他の指の上にあるか?もしかしたら親指よりももっと内側にあるかも?小指よりももっと外側にあるかもしれませんね。

確認ができたら、動いていきます。まず、右手で右の下腿(スネ)の外側を上から下になで下ろしていきます。その時、手のひらの長軸をスネの長軸に合わせ、「真上から」なでるようにします。

このように「真上から下に向かって」なでると、肩が膝の真上に来るので、背骨がまっすぐになって「股関節で」前屈していくようになりますが、後ろからスネに手を当てると背中が丸くなっていく、つまり背骨で前屈するようになりますね。

同時に骨盤が倒れていくのを感じれば、「それが股関節で曲げているってことだよ」と言ってあげることができます。左手を骨盤の後ろに当ててもいいですね。

大事なことは「骨盤が倒れるのをやめたら、骨盤が倒れていく(動く)のを感じれなくなったら、そこで止まって戻る(体を起こす)」ということです。無理に遠いところまで届こうとすると「股関節の動き」以外のものを使ってしまうことになるので、それを避けるわけです。

逆に、手が床に届いてしまったら、肘を曲げて肘が床に近づいていくようにします。

何回か繰り返していくうちにだんだん楽に遠くまで届くようになっていきますが、あまり変わらなくなったらそこでやめて休みます。

次に、右手のひらで右のスネの内側を同じように下の方になでていきます。

膝が中に入っていると、外側に比べて内側がなでにくくなります。
何回かやるうちにだんだん「やり方」を体が見つけてくれたりします。
足の裏の内側が浮いてくるようなら、足の位置を少し外にずらして、足底がフラットに付いたままでできるようにします。

外をなでるのと内をなでるのが同じような感じでできる(同じくらい股関節がスムーズに動く)よう、足の位置を調節しながら繰り返していくと、股関節の内外のバランスが取れた状態で曲げていけるようになります。

外から行くときも内から行くときも、すねが横に倒れないように、膝の位置が動かないように、真っ直ぐ立てておけるような膝の位置を探します。

踵を浮かして少しずらした位置に下ろしてみます。こうすることで、爪先の向きも選び直すことができます。

足の裏がフラットで(重さが内外均等にかかり)、すねが垂直に立ち、膝の位置が動かず、外側をなでるときも内側をなでるときも同じくらいの範囲で同じくらい楽に股関節を曲げていくことができる、そういう「足の位置」と「爪先の向き」を選ぶことができたら、もう一度右膝の真上から足をのぞき込んでみましょう。「足の真ん中に乗る」ということが実感できることでしょう。

それが感じられたら、今度は左脚で同じことをやってみます。まずは、「左膝がどこに乗っているか」の確認からです。

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こうしていくことで、「股関節で曲げる」と「股関節の内外のバランスを整えニュートラルに下肢を動かす」が学習・獲得できます。
#バレーボール  #スクワット #ニュートラル #股関節 #試行錯誤

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