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【要約】ALTER EGO 超・自己成長術。不可能を可能にする心理学!

 今回は、上記の『ALTER EGO 超・自己成長術』という本を要約していきます。

タイトルからして、超・自己成長術といわれると、
効果的なトレーニング方法やへこたれないメンタルの鍛え方などといった成長術を想像される方が大半かと思います。

しかし、実際の内容はそんなものではなく、もっと”魔法的”です。(笑)

そのため、超・自己成長術というタイトルを超・自己変身術と読み替えた方が良いと思うくらいです。
(語呂的に成長にしたんだと思う)
実際、「ALTER EGO」という単語は「別人格」という意味を持っています。


魔法的と言った意味は、著書を読んで頂ければ理解できます。

と思いきや、本書は科学的根拠に基づいているわりに、
専門用語の解説は少なく、個人の事例や本書オリジナルの単語が多いです。

そのため、心理学の知識のない人が読むと、
「いったい何を言っているんだ」「ただの成功者の自慢話じゃないか」
といった感想に終わってしまいます。
(実際にそんなレビューばかり散見される)

そこで、本書を読む上でも、この記事を読むだけでも、
本当に、自己を超成長(変身)させることができるのか?を理解できるように解説いたします。

あなたには、自分の人格すらも変えたくなるような瞬間がないでしょうか?

この本の知識が必要な人は、次のような悩みを持つ人たちです。

 ☆読むべき人☆
・「なかなかできないこと」がある。
・いつまでたっても変われない。
・もしかして、才能ないんじゃ。。

【悩み】「なかなかできないこと」はないか?


 あなたには、「なかなかできないこと」がありませんか?

人間ならば誰しも、苦手なことを持っています。

大勢の人前で話すスピーチやプレゼン、
スポーツやビジネスにおける本番、
恋愛や人間関係における初対面の関わり、

自分から行動を起こすことにしろ、状況から襲ってくるにしろ、
私たちには「勇気のいる瞬間」があります。

そのことを、本書では〈決定的瞬間〉と表現されています。

苦手なシチュエーションに陥った時、
「またこれかよ」「もう勘弁してくれよ」
と状況を避けたくなる気持ちでいっぱいになります。

また、「いつかやろうと思ってる」けれど、やらない理由や言い訳ばかりで、なかなか行動に移せない人も同じです。

これから、なぜ「なかなかできない」のか?を解説いたします。

【人格】あなたの中にもいる、敵と勇敢な自己。


 「なかなかできないこと」がある原因が、あなたの行動力ではなく、思考や想像力と言ったら驚きますか?

世の中には、「実践が命」「実際に行動しなければ意味がない」と豪語する人たちが多いです。

しかし、冒頭でも言ったように、本書は自己を変身させる本です。
行動力を上げるためには、肉体を動かす努力よりも、思考を操る想像力を重視されています。

思考や想像力を使って、何をするのかというと、
自分の中にいる別人格、〈敵〉と〈勇敢な自己〉と付き合っていくのです。


「おーっと、これはまたスピリチュアルな自己啓発記事か?」とは思わないでください。(笑)
ちゃんと科学的根拠のある話です。

自分が「なかなかできない」と思っている〈決定的瞬間〉に陥った時、
「またこれか」「もう勘弁してくれ」「自分には無理だ」
という思考が生まれると思います。

これは、ハッキリ言って、目の前の〈決定的瞬間〉を乗り越える上で、必要ではない思考です。

 オルターエゴ戦略では、それを〈敵〉と呼ぶ。
(中略)
 一つ言っておきたいことがある。〈敵〉は目新しいものでも、妙なものでも、不自然なものでもない。憎むべきものではないし、私たちは〈敵〉のせいで自分を責めがちだ。そんなことをする必要はない。
(出典:ALTER EGO 超・自己成長術)

つまり、自分の行動力を妨げる、自分の思考が〈敵〉なのです。

本書では〈敵〉と表現されていますが、専門的に言うと『ネガティブセルフトーク』という言葉がよく使われます。

私たちは、その人の性格によって差はあれど、自分が自分に語りかけるセルフトークを持っています。

「俺って天才かもしれない!」
「僕は何をやってもダメな人間だ。。」

これは、”ただの脳内で語られる独り言”で片付けられることではありません。
心理学的に、脳内で語られる自分への言葉は、精神的な支えに強く影響することがわかっているのです。

「大丈夫だ」「自分ならできる」と自分に語りかけることで、自信がつき、行動力が上がるのです。


そして、本書がスピリチュアルやアマチュア自己啓発とは違う点があります。
それは、自分の実力以上を求めはしないところです。

〈勇敢な自己〉とは、あなたの本質をそのままに維持しながらも、あなたの可能性や創造力が秘められた自己のことだ。
(出典:ALTER EGO 超・自己成長術)

また、過程だけでなく結果も重視されています。

 あなたは大講堂で、千人の仲間たちの前でスピーチしなければならないとする。
 さて、あなたはどうスピーチするか?
 緊張するか? どんなボディランゲージで話すだろうか?あなたのスピーチは人々にどんな印象を与えるだろうか?
(中略)
 これから本書のなかでももっとも大事な点を説明するので、しっかりと頭に入れてほしい。
 観衆の視点から見ると、どれが「本当のあなた」だろうか?
(出典:ALTER EGO 超・自己成長術)
 よく考えてから答えを出そう。多くの人はこの矛盾のせいで人生でつまづくからだ。この数十年間、アマチュアによる自己啓発をうのみにした人たちは、ここで道をまちがえてきた。
 ヒントとして、こう考えてみるといいだろう。
 人間は日々の行動で判断されるのであって、思考や意思で判断されるわけではない。
 私が母に電話して母の好きなところを伝えたいと思う場合と、実際に受話器を上げ、電話をかけて母に伝える場合とでは、まったく異なる世界ができあがる。
(出典:ALTER EGO 超・自己成長術)

つまり、一番重要な行動力を上げるために、自分の思考や想像力を使いましょう。って本です。

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