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定年退職後の私の日々(人間関係編12:急速に疎遠になってしまう人達Ⅲ)

 定年退職後は現役時代に構築した人間関係があっと言う間に希薄になってしまうのは間違いない。交流する時間が圧倒的に少なくなるのだからそうなるのは当然の事だ。そして、それによってオロオロと狼狽して、悩み、やがて鬱的な精神状況に陥ってしまうオッサンが多く発生している・・・と色々なメディアニュース等で紹介されているが、いつも「本当かいな?」と疑問をもってしまう。

 それまでの人間関係が希薄になることにより暇になって時間を持て余して困っちゃうよ・・・とかいう不満ならわかるが、狼狽して、悩んだあげくに鬱になってしまう・・という精神構造がわからん。

 ガキじゃあるまいし、「友達がいなくて寂しい。死んじゃう・・」みたいなオッサンが本当にいるのか?実に不思議だ。

 ”承認欲求”が満たされない事とのダブルパンチで精神的に疲弊するのだ・・・との意見もあるが、それも「本当かいな?」と思う。ジジイなんだから社会から必要とされなくなってゆくのも当然のことだし、そんな事でいちいち「活躍の場が無いのはつらい。死んじゃう・・・」みたいな精神状態になるオッサンがいるとはしつこいようだが思えない。

 だいたい、私の周りにはそんな事で落ち込んでいるオッサンは一人もいないのだ。バリバリ働いているオッサンもいるし、”無職世捨て人”風のオッサンもいるが、皆さん楽しそうに生きている。「寂しい・・・。死んじゃう・・・」なんて情けないSOSを掲げているオッサンは見たことも聞いたこともないぞ。日本の定年退職したオッサンは結構”タフ”で”しぶとい”思うのだが・・・。