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定年退職後の私の日々(人間関係編1:年賀状は一枚も出していませんが、何か?)

 2020年度の最大の個人イベントとして計画していた7月の九州一周輪行旅は当然のように中止となってしまった。1ヶ月間くらいの楽しい旅程を考えていたので、中止にせざるを得なかったのは何とも残念でならない。

 ・・・てな事を知人にグチグチと話していたら、「へー。1ヶ月ですか。それは長いなあ・・・。誰と行くんですか?」と聞かれた。「1人で行くんだけれど・・・」と言うと、「えーっ!1人で行くんですか?それって変じゃないですか?」と言われてしまった。

 うーむ。定年退職したオッサンが1人で長期の輪行旅したら変なのか?そこで、嫁さんに「変かね?」と聞いたら、「普通は変と思われるかも」と言われた。うーむ。そうなのか・・・。

 私は人と一緒に行動するのが元々余り好きでは無い。もちろん、35年間も会社員を続けたのだから、それなりの協調性は当然ある。・・というか、平均以上の協調性は発揮してきたつもりである。しかし、定年退職してからは人間関係が面倒臭くてたまらなくなったのだ。だから、輪行旅は絶対一人で行くのである。

 定年退職後の人間関係において、良く話題に上がるのが「年賀状の取扱い」だ。定年退職後は年賀状が現役時代の数分の一に激減して落ち込む・・・みたいな事があるらしいが、バカじゃないのか?と思う。多分、自分は出したのに相手が送ってこない・・・という事で傷つくのだろう。だったら最初から出さなければ良いのだ。出さないのだから年賀状が減るのは当然であり、落ち込む必要も無いわけだ。

 私は定年退職直後から年賀状は一枚も出さなくなった。定年前から定年後は「面倒だから出さない」と決めていたので、スパッと出すのを止めた。3年強が経過したが年賀状を出さなかった事による問題は全く発生していない。

 巷の”定年退職お作法では”、「年賀状の断捨離は徐々に減らすようにすればカドも立ちません」みたいな事がアドバイスされているが、何で年賀状出さないとカドが立つのか?がわからん。そんなくだらん事でカドが立つような相手とは付き合わなければ良いのだ。

 「せっかく年賀状をくれた人に返信しないのは礼儀を欠く」との意見もあるが、返信したら来年も来るから無限ループに陥る。「年賀状は止めました」を報告する目的の年賀状を返信するのもバカバカしい。スパッと出さないのが一番なのだ。しつこいようだが、それでカドが立つような相手とは付き合わなければ良い。

 連絡するための住所・電話番号等のメンテナンスに必要・・・みたいな意見もあるが、生涯不変(多分)のE-mailアドレスがあればそれを利用する方がよほど確実だ。だいたい、互いのE-mailアドレスを知らないような人とは定年退職後は別につきあう必要も無いと思う。

 お互いの近況を知らせ合うのは楽しい・・という意見もある。それはそうかも知れないが、だからといって面倒で金のかかる年賀状を無理に利用する必要も無いと思う。今時はSNSでも何でもある訳だし・・。

 とにかく、「年賀状を出さないとカドが立つ」ような連中と付き合うのは人生のムダであると思うのだが間違いだろうか?