マジック教室の作り方"裏”ハンドブック - 文化庁ワークショップ経験200件超の講師がたどり着いた"教える極意"
こんにちは、たきさんです。
いきなりですが質問です。
あなたはマジック教室をやろうとしています。
もしかして
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もしそうなら、
今すぐこの記事を読んでください!
マジック教室の基本的な考え方
マジック教室の設計の仕方
年代や特性別のマジックの教え方
が一気に身につくはずです。
さて今回は
【マジック教室の作り方"裏”ハンドブック -
文化庁ワークショップ200件の講師がたどり着いた極意】
と題して、
僕が過去8年間の講師経験で培った
「マジック教室」の考え方から作り方、
教え方までを余すことなく解説していきます。
ぼくの講師経験をサクッと紹介します。
これらは全て、
自分で会場を押さえるような
”自主開催”のイベントではありません。
一般社団法人や舞台制作会社など、
クライアント様の依頼を受けて行ってきたものです。
コロナ禍でも26件の依頼ありました。
現在は文化庁ワークショップ事業で
日本全国飛び回りながら
ワークショップの講師を勤めています。
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何が言いたいのか?
僕、マジック教室めっちゃ得意です。笑
現在もお付き合いさせて頂いている一般社団法人の方は
本職が音楽プロデューサーなので、
エンタメにはなかなか鋭い目を持ってらっしゃる方です。
それでも、毎年ワークショップの内容は
『過去一の評価』を更新し続けています!
初めて講師の依頼をいただいてから約10年。
マジック教室というものの右左すら
何も分からないまま
自力で突っ走ってきました。
それもそのはず。
「マジック教室用の教材」
なんてどこを探してもありません。
マジック教室って、
というなかなか珍しい機会なんです。
世の中、直接マジックに触れる機会って
めちゃくちゃ少ないです。
マジック教室があったから
初めてマジックに触れられた
なんて人も少なくありません。
だからこそ、我々のように
元々よほど好きで調べまくってない限りは
参加者のマジックに対する価値観って
「マジック教室の質」で決まってしまう可能性
が圧倒的に高いんです。
そんなマジック教室のあり方を
この10年間ずっと追いかけてきました。
その集大成をお話しできたらと思います。
この記事では、以下のようなことが学べます。
特に最後の項目に関しては、
芸能人や社長さんに対する実技指導や
舞台でのマジック演出などの
幅広い「指導」の仕事で使うことが
できる内容となっています。
マジックの価値をより高めるために
もっと多くに人にマジックを好きになってもらうために
マジック教室の講師をするあなたには
ぜひこの記事を参考にしていただけると幸いです!
※今回は久々の有料記事になりますが…
「マジック教室の考え方」までは
無料で読めるようになっています。
無料部分でご納得いただいた方のみ、
その先へお進みください。
ちょっとネタバレをすると、
有料部分ではワークショップ前に
"ミニショー"を行うことの重要性
について言及しています。
別々に買うよりお得になるマガジンも
ありますので、よろしければこちらからどうぞ。
↓
✔️この記事を書いた人
マジック教室の”目的設定”
まずはじめに「マジック教室の考え方」
についてお話ししていきます。
少し考えてみてください。
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一般的に思いつくのは、
「マジックができるようになること」
だと思います。
もちろん参加者側の目的としては
これで十分です。
ですが、マジシャン側。
つまり
「マジック教室を行う側の目的」は
本当にそれだけでいいのでしょうか?
もっと細かな目的設定が必要です。
もし実際に
「マジックができるようになること」
だけを目的として教室を設計したら、
参加者が得られる成果は
「マジックができるようになった」だけです。
すると参加者はこんな感情を持つようになります。
↓
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これでいいんでしょうか?
めちゃくちゃもったいなくないですか?
マジックは努力している部分が
見えづらい構造になっているため、
もともと「マジシャンの苦労」って
伝わりづらいところがあります。
それに加えて「簡単じゃん!」という
印象を持たれてしまったら、
参加者の満足は作れるかも知れませんが、
それと同時にマジックという芸能の
価値を下げてしまっているような気がしてなりません。
僕はマジック教室を設計する際、
ゴールを以下のように設定しています。
↓
つまり、
「マジックっておもしれーーすげーーー!!」
と思ってもらって、
家に帰ってからもっと調べて練習したり
マジックショーを見に行くようになって欲しい。
しかも周りの家族や友人を巻き込んで。
そう思っているのです。
ただただ
「とりあえず3つできるようになったぞー!」
で終わって欲しくないんです。
【考えるべきは、マジック教室の『その先』】
ぼくはマジック教室を、
そのカリキュラムだけでなく
家に帰ってからの行動やマジックに対する考えの変化
まで想像しながら構成しています。
たとえば子ども相手の教室なら、
帰ってから両親やおじいちゃんおばあちゃんに
「みてみてー!」ってマジックを見せるだけでなく、
マジック教室をきっかけに、
そういった”変化”や”成長”を見せる。
そうすればご家族からは
「あの教室行かせてよかったな」
と思ってもらうことができ、
さらに"マジックという芸能"に対して
好印象を抱いてもらうことができる。
いいですか?
参加者”だけ”でなく、
に対してもアプローチをするんです。
例えば、
マジック教室をきっかけに子どもが
マジックに打ち込んでいる姿を見たお父さんが
「よーし今度マジックショーを見に行こう!」
なんて思いついてくれたら、
それだけで1家族まとめて
マジックに触れてもらえるんです!
大事なのでもう一度言います。
僕の「マジック教室の目的」は、
たかがマジック教室、
されどマジック教室。
あなたにとっては所詮数ある仕事のうちの
1つにしか過ぎないかもしれませんが、
参加者からしたら
マジックに直接触れる貴重な機会
なんです。
そこでマジックの深みや面白さを
知ってもらうことも、
マジシャンとして講師として
大事な役目なのではないでしょうか?
マジック教室の”構成”のしかた
さて、ここからは
「マジック教室の構成のしかた」
についてお話ししていきます。
先ほどお伝えしたマジック教室のゴール
「より多くの人にマジックやマジシャンに興味や
憧れを持って好きになってもらう」
を実現するにはどう構成したら良いのでしょうか?
構成するにあたって必要な要素は以下の4つ。
最後の1つは余計かもしれませんが、
これもまた
「マジックやマジシャンに憧れを抱いてもらう」
のに必要な要素です。
人は他人のバックボーンを知ることで、
より親近感を持って好きになりやすいです。
ぼく自身ほとんどの教室や指導の場面において
盛り込んでいる要素です。
教室を設計するにあたって
こんなことを思う方もいるでしょう。
正直に話します。
参加者は、マジック教室を通して
あなたのマジシャンとしての実力
を見ています。
技術力
知識力
エンタメ力
などがそれにあたります。
そして、これも1つの
マジックという芸能の評価基準
だったりします。
つまり、あなたのマジック教室1つの印象が
マジックの面白さ
マジックのプロのレベル
マジックに触れることに対する価値観
など様々な面で左右してくるということです。
僕が生徒さんや後輩に
よく言う言葉があります。
マジックに初めて触れる機会。
例えそれがマジック教室であっても、
そのたった1回が
マジック全てのイメージを形成していく
という事実を理解しておいてください。
では早速ですが、
僕が実際に使っている
「マジック教室構成の雛形」
を紹介していきます!
教室構成の雛形
今回は、僕が文化庁事業で小中学生を対象に
行なっている"所要時間が1時間程度"の
マジック教室を例にお話ししていきます。
構成はこんな感じ
↓
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