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ミスの混入を防止したいなら、ミスを混入させる方法を考える

今回は、主にシステム開発者向けの話ですが、それ以外の方にもわかる話だと思います。

私は約5年間、自身がプロジェクトマネージャとして管理したプロジェクトではシステム障害を1件も発生させていません。

■ 逆転の発想をする

作業プロセスを定めて、計画と準備を怠らず、システム障害が起きないためにはどうしたら良いか、バグが混入しないためにはどこまで試験をすれば良いだろうか、プロジェクトを推進する上でのリスクはないだろうか。

という一般的な視点に加えて、私は別の視点でも考えてみます。

やりたいことの「逆」を考えてみる

例えば、明日は絶対に早起きしなければならない日だとします。絶対に寝坊出来ないという状況です。そういう場合には「寝坊しないためにはどうするか」を考えると思います。

・早く寝る
・目覚ましをかける

パッと思いつくのはこんな感じかと思います。そして多くの人はここで考えることをやめてしまいますが、もう一歩踏み込んで考えてみます。

早起きしようとしている人を寝坊させるためにはどうしたら良いか?

と言われたらどうでしょう?
きっと一歩踏み込んで考えるのではないでしょうか?

・早く寝るのを邪魔するために電話する
・目覚ましを壊す

嫌なヤツですね(笑)
しかし、これによって「誰かに睡眠を邪魔されたり、目覚ましが壊れたら寝坊する」というリスクが分かったということです。

■ 逆転の発想に対してリスクヘッジをする

・携帯の着信音は消しておく
・目覚ましを複数個設定しておく

このように「逆の視点」からみることで新たな対策が思いつきます。

■ 仕事も同じ手法でミスを防げる!

システム開発なら「システム障害を起こすためにはどうすればよいか?」を、システム開発者ではない人は「仕事でミスを起こすためにはどうすればよいか?」を考えてみてください。

上記例のように嫌なヤツになってみましょう。私はこの方法でいくつもの新しい閃きがうまれ、システム障害を防いできていますので、試してみてください。きっといつもとは違う気付きが生まれると思いますよ!

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