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教育に答えはない。もし答えを知りたいならば、その相手に聞くしかない。
社会人になると学校の先生じゃなくとも「教育」に携わる機会はあると思います。学校の先生であれば教育論のようなものを学んでいるのでしょうが(勝手な想像ですが・・・)、ITエンジニアは教育を感覚的にやっている感があります。「教育の仕方」というのを教わった方は意外と少ないのではないでしょうか?
私は教わったことがありません。ですので、色々試行錯誤しながら教育をしています。そこで、私と同じように「教育の仕方」を教わらずに苦労している人もいると思いますので、私の考える「教育の3つのポイント」をご紹介します。
■ 教育に答えはない。傾聴あるのみ!
「これが答えだ!」というものがあったら苦労しません。答えがわからないので「答えっぽいもの」を模索するのが教育です。その模索する手段が「傾聴」です。
まずは黙って相手の話を聞きましょう。間違えていたり自分とは違う考えをいうかもしれませんが、何も言わずに黙って聞きましょう。教育の答えは相手の言葉の中にあります。
■ 間違いは正そう!
間違いは正す必要があります。しかし「自分と違うから正す」という考え方は違います。相手の方が正しいことだってあります。
従いまして、相手を正す前に、自分の意見や考え方を伝えて議論しましょう。その議論の中で相手は間違いに気づき、正してくれると思います。
■ 相手のレベルに合わせた教育をしよう!
小学生に大学生の問題を解かせようとしても無理で、そんなことをすればやる気も自信も無くします。
人のレベルはみんなバラバラです。あの人がこれで出来たから、この人もこれで出来るだろう、という単純なものではありません。私の経験上、相手のレベルを見誤って指導している人が多いように感じます。
■ 計画的に、意図的に、継続的に
よくあるパターンとして、「見て覚えろ」「まずはやらせてみる」「失敗させてみる」「それでダメならフォローする」のような、行き当たりばったり的な教育をする人がいますが、これは違うと思います。
私は「計画的に」「意図的に」「継続的に」実施するのが教育だと思います。
■ 教育の答えは傾聴から
なお、ここまで書いておいてあれですが、ここで紹介したものももちろん答えではありません。教育の答えは教育相手の中にしかありませんので、まずは「傾聴」しましょう!
■ 山本五十六の言葉
教育の全ては山本五十六の名言に集約されると思います。
やってみて、言って聞かせ、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず
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