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エンパワーメントで組織の力を引き出す

■ エンパワーメントとは

社員一人一人の力を最大限に引き出すことで、組織としてのパフォーマンスを高めること

仕事をやっていく中において、日々様々な問題に直面します。ヒエラルキー型の組織の場合、1人のリーダーが最終意思決定をしますが、なんでもかんでもトップに集中することでボトルネックが発生して意思決定スピードが落ちることがあります。

そこでエンパワーメントです。

■ エンパワーメントで組織力を最大化

社員一人一人が意思決定できるようになると組織力は最大化できると思います。

人は自ら意思決定をすることで成長します。また、意思決定をするからこそ責任感も高まりますし、それによって自分の力を最大限に発揮しようとします。なによりも「自分でやっている感」が出るためモチベーションの向上にもつながります。

そう思う理由は、私がアジャイルなチーム作りをしている中でエンパワーメントを重視し、結果としてチームの生産性が20%以上向上したためです。

リーダーである私があれもこれも決めるのではなく、チームメンバーみんなで意思決定をしていく組織に変えました。チーム力が向上した最大の要因はモチベーションだったと思います。

一人一人が高い意識を持ったことで能動的に動けるようになり、リーダーの指示を待たなくなったこと、責任をもってやることで失敗しても言い訳っぽいことを言わなくなり、すぐに自らリカバリに動くようになったことが大きかったなと思っています。

■ 一人一人が意思決定できる環境を作る

ヒエラルキー型の組織で「意思決定しろ」と言われても、部下はしんどいだけです。そのため、私は組織の環境を整えるところから始めました。

例えば、以下のような環境を整えました。

・信用して任せる
・部下が意思決定したことをひっくり返さない
・情報は可能な限りオープンにする
・フォローする体制は整える

最悪なやり方として、部下が意思決定したものを上司が立場と権限でひっくり返してしまうことです。これをやってしまうと部下は意思決定をする気がなくなりますし、意思決定をする前に上司の顔色を伺うようになります。これではエンパワーメントは高まりません。

ひっくり返すことがないように、相談できる体制を整えておくとか、部下の意思決定によってうまくいかなくなるリスクがあるのであれば、そのリスクをヘッジする方法を教えてあげるとかのフォローを充実させます。

また「リーダーしか情報を持っていない」というような状況を作らないよう、情報の見える化をしました。リーダーの意思決定の精度が高いのは、多くの情報を持っているためです。情報量が同じなら誰が意思決定しても大差はありません。

このようなやり方をすることで失敗することもあると思いますが、失敗なくして成長はありません。部下が思い切って意思決定できるようにするためには、失敗してもフォローしてもらえる環境があることが重要だと思います。


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