あれもこれもやりたくなる人は「そのタスクをやらなかったらどうなるか?」を考える
■ 仕事が終わらないのは仕事には終わりがないから
仕事は探せばキリがありません。やってもやっても終わらないのは、仕事には終わりがないからです。
仕事が終わらない人は、「顧客との認識祖語はないだろうか?」「バグは埋め込まれていないだろうか?」「テストケースは足りているだろうか?」「何か考慮漏れはないだろうか?」となって、気になるから、あれも調べよう、これも調べよう、あれもやっておこう、これもやっておこう・・・。
こんな感じになっているのかもしれません。
■ やらないタスクを決めないと終わらない
仕事は探せばキリがないので、どこかで諦めるしかありません。諦めるというのは「やらないタスク」を決めるということです。
私のチームメンバーにもあれもこれもと手を出して仕事を終えられない人がいます。「やらないタスクを決めなさい」と言っても本人にとっては全て大事なタスクでやらなければいけないタスクなので、やらないタスクを決めることができません。
そんなときに私が話すのが「やる影響」と「やらない影響」を考えろということです。
■ 「やる影響」と「やらない影響」
やる影響とは、それをやったことによってどのような影響が出るか?
例えば、それをやったことによって残業や休日出勤をするかもしれません。それによって、採算面への影響があるかもしれませんし、それによって精神的な負担になるかもしれません。少なくともプライベートの時間は削られますよね。度が過ぎれば体調を崩します。
やらない影響とは、それをやらなかったことによってどのような影響が出るか?
やらなければやらないで、何かしらの影響が出ると思います。それが本来やるべきことならプロジェクトの進捗に影響を与えるかもしれません。
■ 2つの影響を天秤にかける
「やる場合」と「やらない場合」の影響を見比べて、どっちの影響の方が小さいかを判断してください。これだけで「実はこのタスクってやらなくてもいいんじゃないか?」とか、「むしろやる方がリスクが大きいんじゃないか?」とかが見えてきます。
これによって「やらなくていいタスク」を洗い出すことができるようになるのではないかと思います。やらないタスクの洗い出しに悩んでいる方には、1つの手段として試してみていただければと思います。
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