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グラフィックデザインのパトス①

初めまして。とあるデザインを学んでいる学生です。

講座の課題を通して感じたことを、何かのヒントになるように書いていきます〜

まだ名前のないポートレートカード

今回の課題です。
デザインって何なんでしょうか?
前原先生曰く「おもしろがる気分を可視化する」ということ。
デザインをするときにテーマや課題、そこに悩んでつまづいてしまうことがあります。でもそうじゃなくて「誰かに対して届ける」。つまり作るときには「届ける相手」を考える、一見単純だけどそうするとコアな部分に迫れる。ということ。そしてそれは「ものづくりの原動力」として繋がってくる。
ものづくりのときに自分の中のごちゃごちゃした状態「テーマ」「自分の表現」「届けたい相手」とかをしっかり整理して対話していく。これが「おもしろがる気分を可視化する」ということらしいです。

楽しく作りたい

自分の興味を設定して、その興味を自分と置換して表現するのが趣旨。「自分マップ」という興味や関心を可視化したものを作り、そこから前原先生との対話を通して、興味を深掘りしました。
自分の場合、好きな車SAAB900や実用車とかでした。
素直になればこれらを表現すればいいのですが、なんかできませんでした。
前原先生からこれらの興味の根源には「非合理のようなものがあるのでは?」とご指摘いただきました。あまり感じてこなかったことなのでかなりビビッときました。

でも、これをどう表現するか。今回の課題趣旨的に論理がなってるとか、表現が合致してるとかじゃなくて、「とにかく自分なりに取り組む」そして「楽しみながら」ということが一番だというのはわかってました。だって受講者の中には中学生もいますからね(中学生でこんなことできるの羨ましい…)
SAABがすきだったらシルエット使ったり、もっと発展してSAABに付随する、例えばドライブとかそんな感じで表現することはいいと思うんですよね。
もっとノリノリで楽しく作ればよかったのですが、頭でっかちになりすぎて考えすぎてしまいました。
前原先生からも「真面目すぎるかな…?」とご指摘いただきましたが本当にその通りだと思います。

自分って曖昧

悩んだ末にたどり着いたテーマが「自分の曖昧さを非合理なプロセスを通して表現する」
ポートレートカードはあくまで名前のない名刺のようなイメージなので、自分の興味がはっきりしない(いまいちSAABや実用車だと腑に落ちなかった)僕は「興味が曖昧」つまり「曖昧でよくわからないもの」ということを「自分の興味」と設定しました。非合理ということには確実にどこか魅力を感じているので、その自分の曖昧を非合理なプロセスで表現。そうすることで『「曖昧さ」にも興味を持つことがあることがある』ということを裏テーマ的に設定しました。
またその曖昧も「興味が色々」「認識の不確定さ」「状態の不安定さ」に分類しました。

自分でも何言ってるんだか良く分かんなくなってきたんで、当日一緒に授業受けてた子達は頭の中が?だらけだったと思います。笑
こんな複雑なことを伝えるのは難しいですよね。最初に先生がおしゃっていた「自分の頭の中のごちゃごちゃを整理する」ができてない…大反省です。


興味の境界の曖昧

興味を線に置き換えました。線がいっぱいあると境界が曖昧になる。興味もそうだよね?的な。非合理な部分はわざわざテキスタイルに墨で溝引き。

自分の存在の曖昧

家族といる時、学校にいる時、バイトする時、とか自分って結構曖昧。そんな自分の存在の認識の曖昧を墨の滲みで表現。非合理な部分はわざわざ制御できない墨のにじみを使用。

自分の状態の曖昧

昨日の自分と今日の自分と明日の自分。常に感性とか変化し続けて同じ時がないのって曖昧だよね、みたいな。その変化をグラデーションで。非合理な部分は、わざわざ染色でグラデーションを作ったところ。


武蔵美っぽいね

大学に入るまで表現から考えてデザインをしたことはありませんでした。だから僕の中のデザインって完全にムサビからの洗礼のみ受けてます。「武蔵美っぽいね」と他大学の方から言われました。もしかしたらそうなのかもしれません。

素直に自信もちな

今回失敗した!みたいなテンションで話してたら「論理的な部分はもっと自信持ったほうがよいですよ!」と言われました。確かに今まで一番論理的に表現を説明できたと思います。大学でも「自信持ちな!」と言われているのに、まさかほぼ初対面の人にも同じことを言われるとは…
素直さまだまだ足りてない。

おわりに

次は脇田さんの授業。今回の反省を活かして「楽しく」やりたいです!



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