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ロードバイクのタイヤと空気圧の話

普段自分のロードバイクのタイヤは25mmで、空気圧6.2barで乗っているのですが、寒いと路面からの当たりが強く感じるので、6.0barに下げたら乗り心地が快適になりました。さらにグリップを獲得することでダンシングの振りが軽くなるという相乗効果も得ることができました。昔の23mmで8barの時代の人間なので、空気圧を下げることには抵抗がありましたが、驚きの変化を感じました。今となっては個人的にはタイヤは潰れるくらいがよいですね。

昔は23mmが標準で空気圧は低くても8bar。コースによっては9barということもありました。理由は転がり抵抗の軽減とリム打ちパンクのリスクの回避。フレームの剛性がマイルドだったこともそうさせた要因だったかもしれません。

現在は各メーカーがワイドリムを採用。ワイドタイヤ化が進み、空気圧も低くなってきました。言われてみれば車も4輪で幅200mm前後で2barから2.5barしか入っていないことを考えると、タイヤが太くなれば空気圧は下がるものですよね。ただ自転車の場合は人力で出せる出力が限られているので、転がり抵抗とグリップは相反するものとして考えられていました。しかし現代はタイヤの耐パンク性能が上がっているので、グリップがより注目されてきている印象です。レースでも28mm以上の太いタイヤが採用されているところを見ると、23mmの頃は何だったのかなというノスタルジックな気分になります。今23mmを使ったら細すぎてだいぶ違和感があるんでしょうね。

自転車の部品は説明書があっても、実際のところどのように使うのか詳しく説明がないものが多いので、すでに使っている人やメーカーのコンセプトなど新しい情報をいち早く獲得・理解して、自分のものにする努力や柔軟性も大切だなと感じています。

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