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【#15】忙しいビジネスパーソンの味方!並ばず待たずノンストレスで美味しいコーヒーを受け取れる「root C」

こんにちは、たきさん(@takiyori0608)です。素敵なユーザ体験(UX)に寄与しているデジタル活用事例@日本、を自分がいちユーザとして体験し、楽しく解説しています。似た中国事例の参照や比較もしています。


先日、ロッカー型無人店舗(私の造語です)の「root C」に行ってきました。

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「淹れたてのスペシャルティコーヒーをいつでも注文、すばやく受け取り」がコンセプトのお店で、コーヒーをアプリから注文して、好きな時間にロッカーから受け取れるというもの。


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アプリから注文し、オンラインで決済。時間を指定するとその時間にいれたてのコーヒーがロッカー内に用意されています。

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到着したらアプリで解錠。シンプルかつわかりやすいフローです。

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「無人」とつく店舗系の中には「無人であること」が目的化しUX(ユーザ体験)が悪いものがよくあるのですが、こちらは素敵なUXでした。

何しろ、特にびっくりすることが特に何もないのです。「普通にスムーズにコーヒーが買えた」、ただそれだけです。

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デジタルを使ったものはやたらと、「ここが新しいです!」と新規性があることを派手に喧伝される傾向があるように思いますが、

普通の人が普通に使えること、それが今までの顧客の課題を解決していることが大事であり、「びっくりするような体験」「今までにしたことがないようなやり方」を提供する必要はないと感じます。


2017-2018年くらいに流行った中国の「無人コンビニ」も、「無人」であることの新規性から話題にはなりましたが、顧客体験が置き去りにされた結果、一瞬でブームは過ぎ去ってしまいました。

顧客は、コンビニが「無人である」ことに価値を感じて利用するわけではありません。「無人であること」によって生まれる新しい価値、もしくは他の使い続けたくなる価値があれば良いのですが、そうではなかったのです。

↑以前私が書いた記事です


root Cは、「コーヒー、せっかくだからいれたての美味しいものを買いたい。でも並んで注文して待って受け取るのは面倒だなあ」というペインを、うまく解決していると感じました。

価格を見る感じ、サブスクだとかなりお得に設定されているので、ビジネスパーソンが朝の出勤時に会社の近くで買う、というような使い方をメインで想定しているのだと思います。

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※公式サイトより引用

現在はマーチエキュート神田万世橋という商業施設と新橋駅にあります。上述の私のターゲット仮説が正しければ、オフィス街やその最寄り駅に合っていそうですよね。


本日は以上です!



今後も日本のデジタルスポットについて、中国の状況と比較しながら書いていきたいと思います。

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