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至福のカフェ時間

天候に気分が左右されやすいわたしは、今朝目が覚めたら良い天気だったので、お気に入りのカフェに行くと決心した。
ほんとは昨日行こうと思っていたけど、起きたら雨だったのでやめた。

カフェは13時オープンなので、ゆっくり準備をした。
準備といっても、着替えて、軽くメイクをするくらいなんだけど。
半袖のTシャツに着替えて、ほかの準備を終えてダラダラしていたらなんだか肌寒く感じたので、パーカーに着替え直して家を出た。

でも、実際に外に出てみたら暑くて、パーカーは完全に失敗だった。とはいえ、戻ってまた着替えるのも面倒なのでそのままのんびりとカフェに向かう。

30分程で到着。
ほぼオープン時間に着いたのに、すでに他のお客さんが2人もいた。
そのうちの1人は前回来た時にもいた気がする。
たぶんだけど。
前回も、土日のこの時間であの席に座っていたので間違いないと思う。たぶんね。

わたしはなんだかんだで約2ヶ月ぶりになってしまったけど、この方はもっと頻繁に来ているのかなぁ。わたしのこと覚えていたり、、するわけないよな。

2人とも静かにコーヒーやスイーツを口に運んでいるけど、わたしからは2人の周りに音符が見えるくらいハッピーオーラが漂っているように感じる。
わかるよ、幸せだよね。
いや、今のわたしがワクワクしてるからそう見えるのかな。


なんて思いながら、メニューに目を移す。

夏季限定のスペシャルブレンドがあるはずだから、それにしようと今朝までは思っていたけど、眩しい青空の下、暑苦しいパーカーを着てやって来たので、もっとゴクゴク飲めるものを欲していた。

シフォンケーキも食べたかったけど、同じ理由でほかのものにした。

注文して出来上がるまで、本を開いて待った。

ちなみにこの本は、前回ここに来た帰りに買ったものだ。つまり全然読み進められていない。
今日のうちに気合を入れて読むぞと思い、この本を持って来た。

本って、一気に読まないと読む気がなくなってきませんか?途中からだと、誰が何だったのか忘れちゃう。しかもこの本登場人物多すぎ。

短編集みたいなものは、ゆっくりちょっとずつ読むほうが好きだったりするけど。

たしかに、前回ここに来てから今日までの間、色々考え事があって、ゆっくり本読む気力なかったな。


と、数ページ読み進めたところで、注文したものが運ばれてきた。思ったより早くてほとんど本読めなかった。

いや、ありがたいことです。

やってきたのは、アイスアメリカーノと、チョコレートアイスをスコーンでサンドしたおやつ。
アイスが溶けないうちに食べなくてはならないという任務のため、読書はやめた。本<<<<おやつ。

コーヒーには全く詳しくないけど、すっきりゴクゴク飲めるのにしっかり味わいがあるアイスアメリカーノにして正解だと思った。
まあこのカフェにハズレはないのだけれど。

そして、今回のおやつもまた最高。
温かくてサクサクしたスコーンに、甘さ控えめの冷たいチョコレートアイス。

温かいものと、冷たいもののコラボって強いよね。永遠に食べられる。

バターの香る優しいスコーンにチョコレートアイスが溶けて、少ししっとりしはじめた生地もまたいい。

そして、またコーヒーを一口飲む。

甘い。温かい。サクサク。冷たい。しっとり。ほろ苦い。そしてスコーンとコーヒーの香り、、。と繰り返し堪能しているうちにあっという間に消えてなくなってしまった。だけど心はたっぷり満たされている。

今日もまたこのカフェに幸福度を上げられてしまった。

本は読めなかったし、悩み事は尽きないけれど、わたしはこういう至福の瞬間に生かされている。

本当はもっとたくさん来たいけど、出不精なわたしにとってはお気に入りのカフェに行くことも、生活の中の一大イベントなのだ。一回一回噛み締めている。

今日は晴れてくれて本当に良かった。


このカフェについてのほかの日記も、もしよかったら。


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