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赤羽ポタリング

今回のポタリング先は…。

赤羽に決まりました。
地図をジーッと眺めて、気になる場所を発見。

それは、足立区の都市農業公園。
赤羽(北区)ポタリングなのに、足立区かよ!
でも仕方ない、気になるんだもん。
次女を誘ったら乗り気だったので、ふたりで荒川サイクリングロードをひたすら走って行ってきました。

いつも右岸(上流から下流に向かって右側)を走りますが、今回は左岸を走ります。

写真だと見えづらいですが、富士山が見えました。いつも走る右岸は富士山のある側が土手になるので、ずっと気付かなかった。コースを変えるのも面白いね、と次女と話しながら、足立区の都市農業公園へ。

「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」をテーマにしている公園で、水田や畑があり、ここで採れた野菜も売っています。スーパーでは見たことのない大きくて立派なラディッシュが売っていて、思わず買ってしまいました。

あと2ヶ月もすれば田植えの時期ですね。

公園内には「キッチンとれたて」というレストランがあり、園内で収穫した有機無農薬野菜が食べられるそう。次女は、ここがお目当てで付いてきたのでした。

私は日替わり定食(魚)。メインの鯖も美味しかったけど、蒸し野菜が甘くて美味しかったです。

次女は、あだち菜のカルボナーラ。ひと口もらったら、これも美味しかった。あだち菜とは、足立区で栽培している小松菜のことだそうです。

でもこれだけでは足りなくて、次女はそわそわ…。食券売り場の横で、こんなボードを見ちゃったからね(笑)

家からここまで約20キロ。美味しいものが食べられるかもよ?と釣って、付き合ってくれたんだものね。食後のデザート、いっちゃおう。
次女はバナナのパンケーキ、私はビーツのパンナコッタをいただきました。

園内の温室で育ったバナナ、少しもらったら、ねっとりと美味でした。
ボードの写真に「無くなり次第市販のバナナになります。」と書いてあったけど、これはここで採れたバナナだと思う。そう信じている。

ビーツのパンナコッタ。人参と大根のグラッセ添え。
これも美味しかった。以前、ビーツのスープを作ったら味がイマイチで、子供たちから「こんなもの食えん!!」と大ブーイングだったことがありました。以来、ビーツに手を出せずにいます。
うーむ、どうしたらこんなふうに美味しく作れるのか。

お腹がいっぱいになったあとは、園内散策。

梅まつりには少し早かったけど、咲き始めていました。

足元には福寿草。
そういえば、荒川サイクリングロードにオオイヌノフグリも咲いていたっけ。

いつの間にか、春が近づいているんですね。

水仙はそろそろおしまいかな。

江戸時代後期に建てられた旧和井田家住宅。別の場所にあったものを移築したそうです。

かつての足立区は農村地帯だったそうです。
その歴史や文化を伝えようと、この公園では田畑や古民家のほかに農機具の展示室もありました。

足立区が花の栽培で有名だったなんて知らなかった。
訪れて初めて知ることって、たくさんありますね。

さて、足立区の都市農業公園はこのあたりにして、そろそろ赤羽へ、と思ったのですが、次女が「疲れたのでそろそろ帰りたい」と…。そうだよね、また同じ距離を戻るんだもんね。余力のあるうちに帰ろう。
というわけで、赤羽ポタリングはここで一旦終了。

帰り道、江戸川区にある江戸川競艇場でボートレースをやっていました。

左岸の荒川サイクリングロードから普通に観ることができてびっくり。
賭け事をやらないので興味ありませんでしたが、間近で観ると、スピード、音、水煙、どれも大迫力でした。さすが水上の格闘技…!
「いいもの見ちゃったねぇ」と次女と大満足で帰りました。


翌日。
今度はひとりで赤羽ポタリングの続きです。荒川サイクリングロードの右岸を走って岩淵水門へ。この対岸が、昨日訪れた都市農業公園のあたりになります。

手前の青い水門の奥に、赤い旧岩淵水門が見えます。

ここが隅田川と荒川の分岐点。
明治43年の隅田川の大水害をきっかけに荒川(放水路)が建設されました。荒川が人の手で作られたことも驚きだし、その前はこの川の水がすべて隅田川に流れていたことも驚きでした。荒川のことをもっと詳しく知りたくて、岩淵水門のすぐそばにある荒川治水資料館へ。

入ってすぐに、河口から源流まで描かれたパネルと映像紹介がありました。自分が走ってきた道を上から眺めます。

ずいぶん走ったつもりだったけど、実際は手前をちょろちょろしているだけなのね。

荒川流域、すみずみまで毛細血管のように支流があり、まるで生き物のようです。なんだかクマムシっぽい。
神田川も荒川水系なんですね。そうか、隅田川に注いでいるものね。

資料館の2階は、荒川の歴史が紹介されていました。

大河と暮らすために、昔から人は手を加えてきたのですね。
利根川も、かつては東京湾に流れていたのを、江戸時代に銚子へ通ずるようにしたとか。想像を絶する大工事です。
荒川放水路の開削についても紹介されていましたが、私の頭では分かるような分からないような。大変だったんだな・・・と、この程度の理解でスミマセン(T_T)

資料館で萌えたのが、このジオラマ。

昨日も今日もここを走ってきたんだなー、と一瞬テンションが上がったものの、地盤の低さにショボーン。我が家、水没しているよ。分かっているけどね、でもこうはっきり示されちゃうとね・・・。

この前、高田馬場ポタリングで走ったあたりです。神田川のあたり、昔は谷だったんだろうなと思いながら走っていましたが、やはりそうだったか。
今は建物がびっしりと建っていて谷の面影もありませんが、かつてのこのあたりを想像すると、かなり萌えます。昔は新宿にも滝があったというしね。いつかまたポタリングしたいです。

荒川治水資料館を出て、赤羽の街へ。

LaLaガーデンというアーケードがありました。アーケードって、なんか懐かしい。

ただの街角のタバコ屋さんではないよね。専門店なのかな。
たばこは吸わないけど、気になります。葉巻とかもあるのでしょうか。じつは葉巻、実物を見たことがない気がします。

可愛いポスト、発見!

後ろからも撮ってみた。
ぽすくまくんは、日本郵便のオリジナルキャラクターだそう(知らなかった・・・)。仲間もたくさんいて可愛いわ。

驚いたのは、アーケードの中に中学校があったこと。

学校帰りの誘惑が多すぎるのでは…。みんな、寄り道せずに帰れるのか⁉

LaLaガーデンが終わってからも商店街が続いていました。

志茂スズラン通りと思いながら通っていたら。

いつのまにか志茂平和通り商店街になっていた。
でもこの商店街、良かったです。じつはお昼ごはんを食べようとLaLaガーデンで物色していたのですが、チェーン店も多く、別にここで食べなくてもいいかな、と思っていました。でもスズラン通りや平和通り商店街は、地元ならではのお店があって足が止まりました。

最初に気になったのが「さんかく屋」というサンドイッチ屋さん。

店構えだけで絶対美味しいでしょうと確信できる。ここでサンドイッチとスープを買いました。
ほかにも伊勢屋というお店でたい焼きを買い(すれ違う人たちがたい焼きを食べていたので笑)、おばあちゃんが店番していた、きくの家というお店でお稲荷さんを買いました。
きくの家のおばあちゃんはとてもチャーミングで「ウチのお稲荷さんは昔ながらの味だからねー、お口に合うと嬉しいねー!」などと気さくに話しかけてくれました。そういうやりとりって嬉しい。赤羽、良い街だわ。
(伊勢屋ときくの家は、お客さんがいたこともあり、お店の写真が撮れずに残念でした)

美味しいものを買ったら、食べる場所を探さなきゃ。
眺めのいい河川敷で食べようと思ったのですが、スープは温かいうちに食べたくて近くの公園へ。

商店街の近くにある赤羽公園でスープとサンドイッチをいただきます。

スープは野菜のポタージュ。ドロッと濃くて、これだけで満足なくらい。もちろんサンドイッチも美味でした。
たい焼きとお稲荷さんは、旧岩淵水門まで戻って、荒川を眺めながら食べました。

どちらも旨し。
伊勢屋はたい焼きのほかにおにぎりも買いましたが、いい塩梅。
きくの家はお稲荷さんも美味しかったし、お土産で買ったお饅頭も美味しかった。赤羽、ほんと良い街だわ。

お腹が満たされたところで、赤羽ポタリングは終了。また荒川を眺めながら家に帰りました。

荒川サイクリングロードを走って行ってみた赤羽ポタリング。(足立区も多めだったけど)
左岸のサイクリングロードで富士山を見たり、ボートレースを鑑賞したり。都市農業公園も良かったし、荒川治水資料館も面白かった。野菜が美味しいレストランや、商店街散策も楽しめました。その場所へ行くと、いろんな発見や楽しさがあるものですね。

さて、次はどのページをめくって、ポタリングしましょうか。







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