てぃ先生のテレビ番組

 子供教育??子どもの接し方??なんていうかわからないけれども、そういうレクチャービデオやノウハウを展開しているてぃ先生っていう有名な人がいるじゃないですか。今日、ちょいと車の運転中にその方が講師をしている番組を見かけたんですよ。

 ざっくり内容をいうと、

①お父さんが自分の子供(4歳くらい??)の育児にチャレンジ
②子供が色々わがままを言ったり泣いたりする
③お父さんがHELPボタンを押す
④てぃ先生が「こうしてみてください」というアドバイスをする
⑤お父さんがそれを実践して事が丸く収まる
⑥「すごい!!」みたいな空気
⑦→手順②に戻る

みたいな感じ。

 こんな事をいうと、めちゃくちゃ怒られちゃうかも知れないんだけれどもさ、わたしが思うに、個人的にさ、こういう番組って結果的に人を不幸にしてる気がするのです。なんか「こうしなければ!!」とか「正しくあらねば!!」みたいな価値観を、世の中のお父さんお母さんに押し付けている感じがする。もちろん、中には実践的に参考になったり「助かった!!」って感謝をしている人もいるだろうけど、そういう「正しい」になれなくて、添えられなくて、そうなれない自分に嫌悪感を抱いたり焦燥感を感じたりで、ストレスや不安を抱える事になっちゃう人も多いんじゃないかって。

 保育士の方のお仕事とかは別として、親と子の関係性においてっていう話ではあるんだけど、もっと「親がこう言っているからこうなんです」で良いと思うんですよね。もちろん子供が理不尽を感じて更なるわがままを言う時もあるでしょうけど、全てを納得させようと思っている事の方が逆にむちゃくちゃわがままだとも思うし。いじわるな言い方をすると全部丁寧に納得させてたら、自分の子供に「理不尽耐性」がつかないし、大人になった時にホンモノの理不尽な事が起きたらちゃんと耐えられるのかよって。「生きる強さ」を培う機会を奪ってね!?ってちょっと思っちゃう。

 「小さい頃は大人は理不尽だぁとか、親は全然わかってくんねーって思ってたけどさ、歳を重ねると全くおんなじ事を思ってるわ。」ってのは多分誰もが一緒で、そんなもんでいいんだと思うんですよね。

 なんか情報化社会っていうのは、便利だけど、随分生き苦しい感じがするです。「正しい」に溢れてて、凄く、なんかやだ。

おわり

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