2023年1月の記事一覧
校正:居る、いる(漢字をひらく)
こんにちは。今回は「いる」「居る」です。
補助動詞において「頑張っている(五段動詞)」「歩いている(上一段)」「食べている(下一段)」というような用途では公文書の書き方系の資料に書いてある通り、ひらがなにひらくのが一般的です。
漢字ペディアにも「現代表記ではふつう、ひらがなにする。」とあります。
動詞として使う場合は漢字とひらがな両方の選択肢があります。
『記者ハンドブック』では「=居る」の
校正:街、町、漢字の使い分け。悩ましい問題
こんにちは。こんばんは。
今回は「町」と「街」について書きたいと思います。
統一すればいいというのはその通りですが、この問題は実は一筋縄にはいきません。
町:townのこと。またはstreet、区市町村のひとつ下の区画のこと。
街:街区のこと。市町村の中心地、street。
参考。
(通り:street)
(村:village)
(市:city)
(区:特別区23区[city])、政令指令都市
校正:風、ふう(漢字を開く、閉じる)
連チャン記事3つめ。今回は「~風」についてです。
「あんなふうに」「こんなふうで」このタイプはひらがな推奨です。
「~というふうに」「~頑張ってるふうを装って」とかそういう感じの使い方ですね。
「ミラノ風ピザ」「洋風」「和風」「中華風」、こういう名詞についてる接尾語は漢字で書くことが多いようです。
自分のテキストからピックアップすると「スペアミント風」「異世界風」「冒険者風」「コンソメ風」「お
校正:仕様がない、しょうがない、しようがない
連チャンですが、今回は「仕様がない」について調べます。
「仕様がない」「しょうがない」「しようがない」についてです。
通常「ょ」は小書きで「しょうが」と発音表記しますが、本来の表記で「しようがない」と書かれることがあるので検索の際には注意です。
「しょうもない」という言い方があります。また「仕方がない」という関連語もあります。
まずは「記者ハンドブック」には用例がなかったので「日本語の正しい
校正:出来る、できる、漢字を開く?
こんにちは。
書籍化に向けてちょくちょく原稿をいじっています。
ひらがなに開くか、漢字にするか、は悩ましい問題の一つです。
まぁ校正さんがやってくれるといえばそうですが、最終判断は作者なのと、校正する前の原稿時点で直せるならその方がいいと思ったので。
今回は「出来る」「できる」について、考えます。
まずみんなの辞書「記者ハンドブック13版」では「(出来る)→できる」とあります。つまり通常はひら
2023年新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
滝川海老郎としては、去年は「異世界転生スラム街からの成り上がり」が書籍化決定、「元貧乏エルフの錬金術調薬店」がドラゴンノベルス特別賞というものをいただけました。
今年は出版などが実際に始まる、ドキドキの年になります。
本年もよろしくお願いします。
あまりnoteを更新していませんが、たまには何か載せたいと思います。
特に現在はAI挿絵に注力しており、note