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ボディビルダーが教えるスクワットの基本の基本

 スクワットは奥が深いなどと言われるが、簡単である。どの位置でどの筋肉を使っているか、そしてどのスタンスでどこの筋肉をより使っているかを把握すればこれほどわかりやすいエクササイズもない。

 尚この文章は筆者の前の記事「大腿四頭筋」「ハムストリングス」と重複する部分が多々あるのでそっちを購入した人は読む価値はない。つまり無視して構わない。

 またこの文章はいかにして初心者に正しいフォームで、狙った筋肉にスクワットでヒットさせるか、に重点を置いているのでトレーナー向きである。前回の記事同様そういう理由で割高であることを明記しておく。

 そしてこの記事ではあくまでフリーウェイトのスクワットのみに言及する。ハック、スーパースクワット、ベルトスクワット、Vスクワットなどのマシンがあるならばこの記事の内容なんて無視してそれぞれの部位に効くマシンをチョイスすれば良い。

 つまり最も買うべきはパワーラックしかないホームジムトレーニーや、パワーラックくらいしか脚を鍛える手段がない公営ジムのトレーニー、そしてパワーラックしかないパーソナルジムのトレーナー及びユーザーである。



1 基礎中の基礎、スタンス

 足の置き方である。基本的には逆八の字、つまりカニ股になるほどハムストリングス、内転勤、大臀筋の関与が大きく、パラレルスタンスで外側広筋の関与が増える。八の字、つまり内股にすれば外側広筋ばかり刺激する事になるが内股でしゃがむと膝が邪魔をして一定以上しゃがめない。また内股ではバランスのとり方がかなり難しく、100kg以上を扱うのは至難の業だろう。

 ※但しスミスやハックなど前後にバランスを取る必要のない種目ではこれが多いに役立つ。後述する。

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