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『夢の中』 シーズン2 第48話 信仰


第48話 信仰

悟史がどれだけその子のことで苦しんでいたのかも知っている。……その苦しみを知っている以上、悟史のことを私が放り出すようなこと、できる訳がないじゃない……。

そういうことだったのだ。結局。……全部全部そうなのだ……。……私がどんな思いを込めて追いかけても。……追いかけている最中に見せた悟史の顔が全てを教えてくれた……。

そう考えると、さっきから涙が溢れて仕方ない。……悟史と仲良くなって、
それからすぐには……まだ好きかどうか、確信はなかったと思う。
 
……でも多分、その時は既に悟史の事を好きでいたのかもしれない。
その時の私が抱いていたのが好意であれ悪意であったにしても。

どちらであっても、悟史を苦しめていることに変わりはないじゃないか。
あの時私が見た笑顔は全て、偽りだったということになるんだから……。
 
悟史を好きだという想いだけが、嘘になってしまうなら……、そんなのは、悲しすぎる。……こんなに悲しいことが……あるものか……。……もうどうだっていい……。……私は悟史のことを好きでいることが許されなくなるほどに、魅音の復讐を恐れていただけだった……。だからあんなに怖かったんだ。
それだけのことなんだ……。

ならもう、これ以上悟史に執着してどうなるっていうんだ。……悟史だって、あんなに嬉しそうな顔を見せてくれて。一緒にいてくれると約束してくれて……。それで充分じゃないのか……。悟史と一緒にいて、悟史の笑っている顔を見られただけで。……それで私は、満足すべきじゃないのか……。

あぁ……でも、そんなことならどうして、私は悟史の後を追ったりしたのかな。追いかけた理由なんて本当は、とっくに知っていたはずだ。
ただ悟史と一緒にいられるのなら。それだけの理由で、悟史を追いかけることに何の意味もなかったのと同じことになるんじゃないか。
 
……そんなのはあんまりだ……。それに、今頃、悟史が鬼婆に呼ばれていないとも限らない……。あの子にしたことを謝らせようとするに違いないんだ。そうしたら……。……あの子はきっと、……自分のやったことを正直に話すだろう。……あの子にはそれしか出来ない……。自分がしてきた罪から逃れることはできない……。だから……。………………もういい……。……もういいじゃないか……。
もうやめようよ……。……悟史のところへ行こう…………。それで終わりにしよう…………。

悟史を追いかけてきた道とは真逆の方向へと歩き出す。
悟史との楽しかった日々を思い浮かべながら。……そして、悟史への愛しい想いだけを胸に浮かばせて……。私は歩み始めた。
 
 
■悟史……詩音を追いかける為に家を飛び出してからどれくらいの時間が経ったろう。……僕はすっかり日が落ちてしまった道をとぼとぼと歩く。

詩音は……、悟史を慕う女の子の中でも、一際輝いている子だったと思う。僕が悟史を誘っても、悟史は詩音を選ぶことが多かったし。……悟史の態度も、詩音を他の誰よりも大切にしているように見受けられた……。

それを見て僕は嫉妬したりしたけど、……でもどこか納得していた自分もいたりする。詩音の魅力の前に敵うわけないもんな。そう思って自分を慰めていた気がする……。

詩音には、……何の非もないのだ。
なのに魅音は詩音に対して、許せないような仕打ちをしているのだ……。
それを、……どうしても許すことはできなかった。魅音への怒りを抑えられなかった……。魅音は僕たちの幸せを望んでくれていたはずなのに。それを裏切る行為を魅音は繰り返していたからだ。
 
……だから僕は悟史と付き合っていながら、詩音に酷い真似をしていた魅音を許すことができなかった。……魅音が僕の知らないところで悟史に何をしているかも知っていて放置しながら、それでも悟史のことを本気で愛することができた自分は、本当に薄情者だったのかもしれない……。
 
……だけど、それも全て無駄なことになって、もう悟史の後を追う気力さえなくなっていく自分に愕然とした。
もう私には何の価値もなくなっちゃった。その通りなのかもしれない。
でもそんなの、あまりにも惨過ぎるじゃないか。
悟史を好きになった気持ちが偽物だったから?

私自身には何の価値もなくなってしまった。……でもそんなこと、どうして認められるだろうか。……私が私である為に、悟史が必要じゃなくなったから、価値がなくなるだなんて、認めることはできっこない……! あぁ……。そうだ。……認めない……。

私は自分のことが好きじゃなくなってしまっても構わないけれど。……こんなに悟史のことが好きな気持ちは本物なのだ。絶対に誰にも否定させたりしない……。……こんな風に、私はいつまで経ってもぐじぐじ悩む女なんだ……。そんな自分が嫌になる……。……悟史に会いたい……。悟史に抱きしめてもらいたかった……。そうして何も考えられないまま眠ってしまいたかった。

ふぅ……。……少しは頭が落ち着いてきたかな。……悟史がどうしたいとかは考えないようにしよう。悟史だって辛い立場に立たされているに違いないんだから……。……でもそれは……私のことじゃないんだ。
悟史のことを一番に考えるんだ……。私がいなくなった後の悟史のことを。

私がいない方が幸せなら、それでいいんだから……。……でも、もしも私が戻れば……。その時はまだ間に合うかもしれない。……あの時の、魅音の時のように。私は、悟史の為にならどんなこともしてみせる。例え悟史に疎まれたとしても。……そしてそれがどんな形であれ、私という存在を悟史の中から消し去って欲しいんだ……。だから早く……。……一刻も早く、悟史に会わないといけない。

悟史と再び出逢えるなら。……私はもう死んでもいい。だから神様お願いします。
もう一度悟史とめぐりあわせて下さい……。そのためなら私は悪魔だって神だって。何だろうと信仰してみせる……!!!



続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。

✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「2. セリフ  台詞を優先」と「3. ナラティブ  地の文を優先」を併用することにしました。


⭐ 実際に出力された画面

使用したAI

AIのべりすと



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⭐マガジン (2023.02.22現在)


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