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『夢の中』 シーズン2 第85話 惨劇

第85話 惨劇

■幕間 TIPS 7 昭和58年6月。

雛見沢大災害当日。ダム工事現場監督、大石氏は雛見沢を訪れる前に東京の自宅に戻っていた。理由は2つあります。

1つは自宅に帰る必要があったため。
大石氏が自宅へ帰るためには雛見沢くんだりまで行くために使った車を自宅に残しておく必要がありましたし、車中泊のための最低限度の着替えを取りに戻る必要があった。
 
そして2つ目は、自宅で家族と一緒に食事をしなければならなかったからです。妻に帰宅時間を告げて、その時刻に合わせて準備して待っているよう、お願いしてあったのでした。妻はその日、仕事を早退して家路についていました。大石氏を驚かせるつもりでした。

大石氏の妻は気遣いのできるとても優しい女性でしたが、反面ちょっとおっちょこちょいな面もある人でした。彼女は夫の驚く顔を見たいと張り切っていたため、わざわざ早退してきたのです。そんな可愛い妻に見送られて家を出ようとしますと、突然呼び止められてこう言われます。

「あらいけない! 忘れるところでした。今日ってあなた、何のお仕事ですか?……大石さん……あなたは嘘つきだと思います」
 
妻の問いかけに、大石氏は一瞬答えに詰まりました。彼はその日に予定されている作業工程の全てを覚えていました。だから正直に言えば何も困ることはありませんでしたが、つい口からでまかせをしたのです。彼はでまかせを口にしてしまう癖があったのです。
 
しかし、咄嵯の一言だったので思い付くままのことを口走ったのでした。ダム現場での仕事であることは確かなのです。ただ、彼の属している組織の名前を出すことができなかった。

「あ、えー……っと、…………警備。そう、警備員だよ。……はっはっは!! ごめんよ~、今日中には必ず戻るから」
 
こうして彼はいつものように慌しく出勤して行くのでした。

一方、妻の方も、夫はきっと大げさに驚いてくれるはずだと楽しみにしながら急いで帰路につきます。そして家の近くに差し掛かったところで、偶然にもダム工事現場に通りがかります。そして彼女はそこで夫が血相を変えて作業員たちに何か指示を出している姿を見かけたのでした。
 
普段の夫とはまるで違った真剣さですが、彼女はそれを不審に思うようなことは決してありませんでした。彼女が目にしたのは、夫の姿だけだったのですから……。
 
大石氏が自宅に帰り、時計を見ると、針はまだ午後の早い時間を指しています。彼は少しばかりほっとした気分で玄関の扉を開き、そして愕然としました。妻と子供たちが惨殺され無惨な姿で転がっていたからです。
 
彼は慌てて家中を探しまわりました。誰も居ない。誰も生きている者がいません。妻と子供を捜しまわる内に、ふとあることに気づきました。床が赤黒く汚れていることに。それはまるで鮮烈な赤い花びらをばらまいたようにも見えました。
 
よく見るとそれは人間の皮膚が裂けて剥がれたものだったのです。それはまさにこの世のものとは思えない光景でした。彼は恐ろしさと、そして悲しみに泣き崩れながら電話に向かいました。まず一番最初に救急車を呼びました。次に警察に通報しようとした時、彼の手が止まります。この家は今、密室殺人の現場そのものです。
 
ここで自分が119を押すと、自分はどうなるかを考えたからでした。警察が踏み込んで来るまでの間、ここにいるしかないわけです。
 
だがその時、彼の頭に悪魔的な発想が生まれたのでした。
 
彼が犯人として捕まるよりも先に現場検証が始まり、警察はここを家宅捜索することになるかもしれない。そうだとすればまだここには証拠が残されているかもしれない!もちろん確証はありません。ただ単に刑事に荒らされるだけに終わる可能性だってあります。
 
でもそれは逆に言うならば、自分が逮捕される恐れは少ないということでもある。大石氏は、自分の罪を帳消しにしてくれる可能性のある唯一の方法を思いついたことに、心の中で喝采を上げていました。そして躊躇なく110番へ通報したのでした。



続く……


<編集後記>

最初の「夢の中」(シーズン1と仮に命名)は299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明のテキストを出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとにテキストを生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)でテキストを生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。

言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。

✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「2. セリフ  台詞を優先」と「3. ナラティブ  地の文を優先」を併用することにしました。

⭐解説がやたらに長く、いつ終わるのかさっぱり分かりませんでしたが、どうやらこの長い解説の後で、「本編」に戻るというくだりがあるので、これからさらに長いストーリーが続くことになりそうです。

登場人物が多く、解説を読んでも人間関係がなかなか頭に入ってきません。
まあ、AIのべりすとが生成したテキストですので、大目に見てやってください。

使用したAI

AIのべりすと



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