『夢の中』 シーズン2 第89話 雷鳴
第89話 雷鳴
ねぇ、聞こえている?……お願い。もう少しだけ待っていてね?……わたし、すぐにそこへ行くから……。そしてそこで……わたし達は本当の親子になるんだからね……。
その瞬間でした。わたしの身体に衝撃が走ったと思ったら、激しい雷鳴が轟き、視界いっぱいに稲光が広がっていきました――。
それからしばらくしてからのことだったんです。お姉様が亡くなったのは。だから、今年もそろそろなんだろうとは思っていたけれども……。
お葬式が終わった数日後のこと。わたしと両親は揃って、彼女の墓参りに行くことにしました。墓地へ向かう道のりの途中で立ち寄ったお店で、両親とは少し離れた場所に座ってひとりアイスティーを飲みながら待っていると、お店の入口からこちらに向かってくる、ふたりの女の子の姿がありました。
どうせ通り過ぎていくだけの人達だと思っていたけれど、何故かその二人は、わたしのすぐ傍まで来ると足を止めて、じっとこちらの方を覗き込んできたものですから、気になって見上げると、そこには同じ歳くらいと思われる男の子と目が合います。
そして、その子はわたしに向けてこう話しかけてきたのでした。
「はじめまして、僕は高坂真琴と言います。君はもしかして。その制服は聖カトリーヌ学園のものだよね?」
「え?……あ、はい……。あの……。あなたは……誰ですか?」
「そうか、やっぱり君なのか。……ねぇ、……少し僕に付き合ってくれないかな?」
「いきなり何を言っているの!?」
「ごめんなさいね、変なことを言い出してしまって」
「ほら、帰るわよ?……行こう、真理亜」
戸惑うわたしの代わりに母が対応してくれた。そして彼女は、娘さんと共にその場を立ち去って行きました。だけど最後に見たその人の顔は、何だかすごく嬉しそうだったような気がする……。そんなことを思ってぼんやりとしていると、突然目の前の椅子がガタッという音を立てて、わたしの隣から人がいなくなったことが分かりました。
「あ、あの!……お待たせ致しました」
そう言ってわたしの前に現れたのは――。
「あ……あはは!お久しぶりです、おばさん!」
それはまるで太陽のようだと思ってしまうほどに、とても眩しい満面の笑みでした。そして彼は続けてこう言ったのです。
「ところでさ、その服可愛いよね。……うん。よく似合っている。本当に、凄く可愛いよ……。だからつい、声を掛けたくなってしまって……。
ご、ごめんね。急にそんなこと言われても困っちゃうよね」
そうやって照れくさそうに笑う彼を見て、わたしもまた恥ずかしくて俯いてしまうと、そのせいで足元に置いていた鞄を派手に蹴飛ばしてしまいます。
そして、慌てて拾いに行こうとしたその瞬間のこと。
突如として鳴り響いてきたクラクションの音に反応して振り返ると、そこには1台のトラックが迫ってきていて……。
その日以来、彼女が目を覚ますことはありませんでした。わたしが駆けつけた時には既に心肺停止の状態に陥っていたらしくって。……即死……だったらしいのです。
その話を病院で聞いた時、ああ……、ついにこの時が来てしまったのか……。そう思わずにはいられませんでした。
だって……わたしは知っていましたから。だってずっと一緒だったのですから。お姉様が死んだその日の夜。いつもならわたしよりも後に眠るはずの彼がいつの間にかベッドから抜け出して、窓際に立って月明かりを浴びながら夜空を見上げていたところを……。
「ねえ、わたしの声聞こえている……?もうすぐ……あなたを迎えに行くからね……? わたしもね、もうすぐお姉ちゃんに会いに行けるんだよ……。やっと約束を果たすことが出来るの……。そしてそこでようやく……。だからもう少しだけ待っていてくださいね……お兄ちゃん……」
あれは一体、何度目のことだっただろうか……。
初めてあいつと出会ったのは確か小学校に入学した直後のことだから、多分まだ一年も経っていない頃だと思うけど。……でも俺にはその時の記憶が一切ないんだ……。だから、本当はもっとずっと昔の話なのかもしれない……。
……って、おいおい。ちょっと、どこへ行くつもりなんだよ……。頼むから俺の側から勝手に離れようとしないでくれ……。お前がいなくなってしまったら俺……。……って、そうじゃないな……。こんなことを考えてはいけないんだ。だって……。だって、お前が迷子になってしまうかもしれないからな……。
だって……迷子になってしまったら、お前を見つけることが出来なくなってしまうじゃないか……。俺の側を離れないようにな……?
続く……
<編集後記>
最初の「夢の中」(シーズン1と仮に命名)は299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明のテキストを出力し続けたためです。
2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとにテキストを生成させてみました。
AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。
言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。
🔴お知らせ
2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2 → とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃
接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。
AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)でテキストを生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。
「AIのべりすと」の設定
「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。
使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)
このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です。
1. デフォルト AIに好きに書かせます
2. セリフ 台詞を優先
3. ナラティブ 地の文を優先
この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。
いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ 台詞を優先」から
「3. ナラティブ 地の文を優先」に変更しました。
✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「2. セリフ 台詞を優先」と「3. ナラティブ 地の文を優先」を併用することにしました。
⭐解説がやたらに長く、いつ終わるのかさっぱり分かりませんでしたが、どうやらこの長い解説の後で、「本編」に戻るというくだりがあるので、これからさらに長いストーリーが続くことになりそうです。
登場人物が多く、解説を読んでも人間関係がなかなか頭に入ってきません。
まあ、AIのべりすとが生成したテキストですので、大目に見てやってください。
使用したAI
AIのべりすと
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