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『夢の中』 シーズン2 第60話 回想


第60話 回想

もうすぐあなたを救えるんだって……、そう思って。そう信じようとして……。そう信じることを信じようとして……。

俺は……、本当に悟史に会う勇気があるんだろうか……。
会いたいと思えばこそ思いつくままにここまで来られたけど、……いざ目の前にしてみたら怖気づいてしまわないか不安だった。
 
それに何より、どんな顔をしたらいいかわからなかった。……昨日の電話では元気な様子だったのに、突然姿を消したことを怒った方がいいのか、それとも優しく慰めた方がいいのか、何もかもわからないままだった……。
 
そしてそれ以前に悟史は、俺を許せるのだろうか?……俺が一方的に悪者だと思い込んでしまっていた日々を、どう受け入れてくれるだろう?
あの優しい悟史が怒っているとは思えない。

でも……、……俺が今日まで、悟史と交わしてきた会話の数々。……それを全部忘れてしまっているとしたらどうしよう……。

それはつまり、……俺は今日、…………俺だけが覚えていて、……悟史にとっては過去の全てになってしまった悟史を、……取り戻さないといけないということを意味していて…………。
 
だめ、……想像しただけで涙が出てきちゃうよ……。…………でも、……でも、とにかく……悟史と話をしなくっちゃ始まらない。……何をどう話せばいいのかはまだ全然わからなかったけど。
 
まずはそれを話し合おう……! そうすれば、きっと悟史は……思い出してくれるはず。……俺のことも。……そう、……きっと、……思い出すはず……!
 
俺が悟史のところに来たのは夕方だったから、すっかり暗くなってからだった。……日が落ちてしまうと、山はまるで夜空のような暗黒に覆われてしまった。星は見えるものの……それはとても小さな光でしかない。……その暗闇に飲まれるようにして、鬼婆が私たちを監視していた。
 
だが、監視と言っても別に厳重な警戒をしているわけじゃなさそうだった。……むしろその逆で、何て言うか……拍子抜けするくらい、いつも通り。

お酒を飲む時だけは少しピリピリしていたが、普段、家にいないことが多いだけに、こうして監視の目があった方が、かえって安心できるような、不思議な気分にもなっていた。……そう。鬼婆の監視なんかより、もっと怖い敵の存在に怯えていたのかもしれない。
 
でも、今はその恐怖の方がはるかに薄らいでしまった……。だって、ここには……俺を邪魔する人なんていないから……。ここにいる人たちの中に敵がいないことを確認し、やっと私は肩の力を抜くことができた。

俺は悟史と話がしたかった。……でも、悟史が何を話したがるかもわからない以上、先に話題を提供しなくてはならない……。

俺は考えた。……考える時間なら、たくさんあった。
考えて、……考え抜いて、……結局、……思いついたのはこれしかなかった。
悟史が失踪する数日前、俺は彼と些細なことでケンカをしてしまった。
その時の言い争いの内容について……。思い出したこと、その全てを、包み隠さず悟史に話そう。……そして悟史に判断を委ねるんだ……。
 
悟史がこの記憶を忘れているかどうかで、これからの対応が全く違ってくる……。俺は祈った。この話の後に悟史が何も言わなければ……それでいい。……そして逆にこの話に何か反応があれば……。
 
 
■アイキャッチ ■ 祭具殿の中
悟史くんが消えた……。……沙都子ちゃんにそう聞かされた瞬間、……頭が真っ白になった……。……俺は、何だかんだ言っても心のどこかで思っていたんだろう。ひょっとしたら明日になれば、いつも通りのみんながいるんじゃないかって。
でも、……沙都子の言葉が真実だと告げられた途端、俺は自分の中のあらゆる希望が打ち砕かれるのを感じた……。

昨夜の電話のやり取りを思い浮かべる。……悟史の声が弾んでいるのはすぐにわかった。だから俺は、彼が昨晩の内に雛見沢村を出たのだと確信した。
 
でも悟史は、雛見沢村から去ろうと決意したものの、それを俺には告げずに行ってしまったのだと思った。……俺はそれが寂しくもあり、同時に悟史に甘えてもらえた嬉しさもあった。……彼はまだ雛見沢を心の底からは憎みきれていなかったし、村から出ていくことを、誰よりも強く恐れていたことを知っているから……。
 
だからこそ、彼もようやく踏ん切りをつけてくれたんだと思って安堵さえしていたのだ……。……悟史が出ていってからの俺はずっとそんなことを考えながら布団に入り、……いつの間にか眠りに落ちていたんだ……。



続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明のテキストを出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとにテキストを生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。

20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)でテキストを生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。

言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。

✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「2. セリフ  台詞を優先」と「3. ナラティブ  地の文を優先」を併用することにしました。


⭐ 実際に出力された画面

使用したAI

AIのべりすと



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⭐マガジン (2023.03.06現在)


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