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セレンディピティの夜

🔶セレンディピティの夜
🔶
そして朝が来る

⭐そして放課後が訪れる

「それじゃあさようなら」
「さよなら」

帰りのホームルームが終わると同時に教室の中が騒がしくなった。みんなそれぞれ友達と談笑したりしている。そんな中、俺はカバンを持って席を立ち、そのまま帰ろうとしたのだが……。

「ちょっと待って!」
 
と背後から呼び止められた。振り向くとセレンディピティが立っていた。
どうやら俺のことを呼び止めたのは彼女のようだ。いったい何の用だろう。

「なあ、何か俺のこと呼んだ?」

俺がそう言うと、
 
「ええ、あなたを呼んだのよ」
「どうして?」
「少しだけ話したいことがあるの」
「話したいことって?」
「ここでは話せないわ」

彼女は少し躊躇ためらっている様子だった。おそらく誰かに聞かれてしまうことを恐れているのかもしれない。

「なるほど、それでどこへ行けばいいの?」
「ついて来て」

そう言って歩き出した彼女に俺は黙ってついていった。そしてやってきた場所は、俺たちが通っている中学校から歩いて十分ほどの場所にあるマンションだった。一階にはスーパーマーケットが入っており、二階にはコンビニが入っている。俺も時々利用しているのでよく知っている場所だった。

「ここの最上階が私たちの家なの」
 
と言いながら彼女がエントランスへと続く扉を開けた。中に入りエレベーターに乗って五階まで上がり廊下に出てすぐ右の部屋に案内された。部屋に入るとそこは広々としていてなかなか綺麗に整頓されていた。

「どうぞ入って」

彼女に促されて入る時、

「失礼します」
 
と一言断ってから俺は靴を脱いで家に上がった。
リビングに入ってすぐにテーブルがあったので、とりあえずそこに腰を下ろした。

「今からお茶を出すからもう少しだけそこでゆっくりしていてね」

そう言い残してからキッチンの方へと向かった彼女を横目に見ながら、
 
「それにしてもすごいところに住んでいるんだね」
 
と言った。

「あら、そうなの?」
「だってほら見てみろよ」
 
と言って俺は室内のあちこちを指し示した。
まず最初に目を惹いたのは大きなテレビだった。
 
「こんなに大きなテレビを見たのは初めてだよ」
 
それは普通のサイズの三倍くらいありそうなサイズだった。
 
次に目に入ったのは本棚だ。
 
「そこには本がびっしりと隙間なく詰まっている。それから……」
 
と俺はその後も部屋の中に置かれている家具などをひとつずつ説明していった。

「もう分かったから、それ以上言わなくても大丈夫よ」

そう言われて俺は喋るのをやめて大人しく待つことにした。
 
「はい、紅茶が入ったわよ」
「ありがとう」
 
俺はお礼を言いながらマグカップを受け取り、それを口に運んだ。とても美味しい。やはり良い茶葉を使っているらしい。

「ねえ、この前みたいに私の質問に答えてくれないかしら?」

そういえば前にも同じことをした記憶があった。

「いいよ」
「ありがとう。それじゃあ早速だけど、あなたの夢を教えてくれる?」
「いきなり変なことを聞くんだな」
 
と思ったけれど口に出さずに飲み込んだ。その代わりに俺は自分の正直な気持ちを伝えた。

「僕はこの世界から差別をなくすことが僕の夢の1つだとずっと思ってきた。でも最近はそれ以外にも叶えたい夢ができたんだ」
「それはどんなものなのかしら? 良かったら聞かせて」
「うん。その夢というのは、困っている人たちを助けることなんだ」
「つまり正義の味方になりたいということ?」
「そういうことだ」
「ふーん、そうなの……」
「君は何か夢とかってあるの?」
「私はね、たくさんの人を救うことよ」
「えっ、どういう意味なのかよく分からないんだけど」
「そのままの意味よ。ただ困っている人が目の前にいたら手を差し伸べてあげたいっていうことなの」
「そっか……」
「まあ今はそんな感じよ」
「分かったよ」
「他に訊きたいことはあるかしら?」
「今のところは特にないかな」
「そっか、じゃあ次は私から質問させてもらうわね」
「ああ、いいよ」

彼女は何を訊くつもりなのだろうか。俺は内心ドキドキしていた。

「あなたは自分の名前が嫌いじゃないのかしら?」

彼女は真剣な眼差しで俺をじっと見た。いい加減な回答をさせないかのように。

「ああ、好きではないよ」
「どうしてかしら?」
「僕がこの世に生まれてきたときに両親がつけてくれた大切な名前だからさ」
「でもその名前が原因で今までいろいろと辛い思いをしてきたんでしょう」
「そうだね……その通りだよ」
「でもあなたはそれでもこの名前が好きだって言えるのかしら?」

彼女の問いに俺は一瞬言葉が詰まったが、やがてゆっくりと首を縦に振った。

「確かに嫌なこともあったけど、それ以上に嬉しいことや楽しいこともたくさんあったんだ。だからこそこの名前を大切に思ってるし大好きだと思うよ」

俺がそう言うとセレンディピティは間髪を置かずに言った。

「なるほどね、それがあなたの本音ってわけか」
 
と彼女は小さく呟いて微笑んだ。

<続く・・・>



✅小説の概要

🔴この小説は「AIのべりすと」にタイトルとプロットを入力し、出力された文章に加筆修正を施し、編集したものです。
その意味で「AIのべりすと」と私の共作ということになります。
もちろん「AIのべりすと」の比重のほうが高いです。

🔷「AIのべりすと」側の都合で、あるいは私の都合で突然終了となる場合があります。ご了承ください。


「AIのべりすと」の設定について書いておきます。

「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3 (2022/11/19 バージョンアップ)
このモデルを使い、小説を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
途中で設定を変更することは可能です。
ただし、結果がどうなるかは保証できません。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
ただし、修正はかなりの労力を必要とします。
そうなった場合には、自分で書き直したほうが速いかもしれません。

「2. セリフ 台詞を優先」にしました。
現在は無料版を使用していますが、今後は有料版の導入を検討します。

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