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『夢の中』 シーズン2 第44話 祟り?


第44話 祟り?

考えてみればおかしなものだった。何しろ、その頃、私は悟史君のことなど何も知らなかったのだから。でもあの時の私は、そういうこともまるで気がつかなかったのだ。
 
でも、魅音には何かが感じ取れていたに違いない。そしてそれを深く追求しようとせず、私の打ち明け話をただ聞いてくれていただけだったように思える……。
 
悟史君は……、沙都子の叔母である富竹さんのカメラに、最後に残っていたフィルムにも、その姿が写っていた。だから、行方不明になっていた期間はそれほど長くはなかった。

でも失踪前の数日の様子はまったくと言っていいほど掴めず、手がかりらしいものも皆無。結局、警察による大掛かりな家出捜索が行われることはなかった……。

その数日の数日間に何があったのか……。
私が知りたくても知ることのできない、その数年間に何が起こったのか。
……私が悟史君を殺してしまったという誤解から、……悟史君が祟りにあったという幻想へと転じさせてしまうだけの……何らかの事実が……。……あったに違いなかった……。それを知ることができたら……悟史君が何を考えていて、何をしようとしていたか……。
それを、私はわかることができるかもしれないのに……。

私は、自分が犯した罪を忘れたりなんかしない。……絶対に許したりもしない。……だから許されようとは思わない。
 
でも、悟史くんが、……悟史くんの選んだ方法で、……悟史くんなりに、……許そうとしてくれたんじゃないかって……思うことがある。
 
それが本当かどうかを確かめる方法なんて……もう無いけれど……。…………悟史君が……悟史君でなくなってしまったなんてことは、……考えたくないもの……。

だからせめて……許して欲しい。
私が悟史くんにした仕打ちを許せないなら、私を許さないで欲しい。
でも……どうかお願いします……。私を……許さないで下さい……。私を許して下さい……。悟史君を裏切った、最低最悪のクズ野郎だと……そう罵って下さい……。……そうしてくれれば……、私が悟史くんの妹に、直接の仇敵であることを悟られなくて済むのですから……。

私は、私が悟史くんを殺したと疑われてもおかしくないことをしました。
でもそれは私じゃない。私はそんなことしていない!!
 
魅音が言ったんです……。私は悪くない!!!!
でもね、圭ちゃん。私は思うんだけどさ、……悟史叔父は本当に祟りにあって殺されたのかな?……あははははは! 祟りじゃなくても。……自殺する理由もいっぱいあるもんねぇ……。……祟りなら祟りらしく、もう少し派手な死に方をしたんじゃないですかぁ?
 
そうだ……。確かに、……自殺の可能性だって考えられるはずなのに。……どうしてそれに思い至らなかったのだろう?! 詩音の遺書が見つかったとき、私はそこに書かれていることを信じたかった。結局、信じた。
 
だけど、詩音が自殺したと知って初めて、本当に悟史くんの祟りなんてものはありえなかったんだと思うに至ったんだ。
 
あれ以来、悟史くんは自殺なんだと信じるように努力しているつもりだ。
……でもまだ心の奥では信じられないんだ。
 
でももし、悟史くんの死因に……誰かの作為があったとしたならば……?
……祟りなんかよりももっと簡単に、誰の手でだって殺すことができてしまったはずだ……。
 
つまりはそういうことなのではないか……?
悟史くんが死んだ。……死んだんだ……。……死んでいた。……死人だ……。……死んでしまった人間だ……。……悟史君は死んでしまっていて、……もう帰って来はしなかった。
悟史君は……もう……死んでいるのだった。……私は、自分の都合のいいように物事を考えたくて。その方が楽だから。

「悟史君は生きていて、……詩音に祟ったんだ。」
と思いたがっているだけだったのではないだろうか……。……そうだ。……詩音が死ななかったのなら、きっと。

「僕は詩音を殺そうとして、返り討ちにあった。だから殺されて、詩音はその罪に耐え切れず自ら命を絶ってしまった。僕は祟られて死んで、僕に祟られた者は祟りがうつるからみんな殺されるに違いない!」
そんな言い訳を口に出して言えたはずだったのに……。……私が馬鹿なだけだ。……私はただ、自分が楽になるためだけに、……悟史君を祟りにして殺してしまった。

「私が悪かったから、ごめんなさいって謝っても、……駄目ですよ。……私は、あなたのことを許せないから……。私は一生をかけて、私を許すことはできないから。あなたが許してくれる日が来るまで。……私はあなたを許さない……。私を許さない限り。……私は私自身を許したことになるとは……思わないですもの……。だから……、私はいつまでもあなたを憎むでしょう……。私にはもう、……それ以外に自分を慰める方法は無いんですもの……。
私は一生かけて、死ぬまでずっとずっとあなたを恨みます。だから。……だから……私のことは許さないで下さい……。許さないでください……」
 
悟史くんが失踪し、ダム戦争が終結に向かいつつあったあの時期。……あの時期に何があったかを知ることで、その全てが説明できるかもしれないのだ。

悟史くんと、梨花や沙都子との関係を知ることで、悟史くんが何をしようとしていて、どんなことが起こるのかを知る。

「結末を迎えようとしていたのかを知ることができるかもしれないのだ……。

でも、知るのが怖かった。知ることで私が救われるような気になるかもしれないけど、……知ることが怖いという、それは、私にとっては救いにはならないからだ……。
 
なぜなら私は、私自身の犯した罪のために苦しんでいなければならないわけだから。私はそれを、自分自身の犯した罪を忘れてはならないのだから……。…………私は……許すことができない。私は許すことなど絶対にできない。私は……私自身を……永遠に…………!!!!!」



続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。

✅文章を単調化させないために、2023年2月17日から「2. セリフ  台詞を優先」と「3. ナラティブ  地の文を優先」を併用することにしました。


⭐ 実際に出力された画面

使用したAI

AIのべりすと



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⭐マガジン (2023.02.18現在)


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