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第6回 面接における効果的な「なぜ?」の使い方1 準備編

1 「なぜ?」の質問を有効に使いこなすための準備とは?

 前回より、「理念採用」の最終段階である【ステップ5】「合うか、合わないか」を最終確認する質問を会社側からする、の説明に入っています。

 実際の面接場面で、どんな質問のやり取りをすれば「合うか、合わないか」を判断できるのかという、面接の実践ステップです。

 以前に私が「理念採用」をテーマとした講演を行った際に気付いたことがありました。参加いただいたベテランの人事部課長、最終面接では必ず自分が質問して確認してきたという人事担当役員や社長でさえも、最終確認でのカギを握る「なぜ?」という質問をうまく使えていなかったのです。

 私が面接での質問で「なぜ?」にこだわるようになった背景もお話ししました。

 「なぜ?」の質問で圧迫面接のように追い詰めるわけではなく、優しく「なぜ?」を繰り返すことで、互いの考える目的や大切にしている価値観の一致が確認できました。とても自然な形での最終確認です。

 一方で合格したいがために答えを取り繕っていた応募者は、自らその事実を認め、“合わない”と気づいたと正直に告白してくれました。

 不採用通知という互いにとって嫌な手紙を出すまでもなく、一緒に働かないことが互いにプラスであることを確認できたのです。

 第6回の今回は、“面接における効果的な「なぜ?」の使い方1 準備編”と題して、「理念採用」の成功に向けて、「なぜ?」の質問を効果的に使うためにどんな準備をすればよいかについて私なりのノウハウをお伝えしていきます。

 準備のポイントは大きく分けると次の3つです。

■「なぜ?」の質問を効果的に使いこなすための準備
【ポイント1】応募書類をもとに十分かつ十分すぎないイメージと質問を用意
【ポイント2】「なぜ?」を臨機応変に使いこなすトレーニング
【ポイント3】ふだんから自分の常識にとらわれず、多様な視点に触れておく

 順に詳しくご紹介していきたいと思います。

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コロナ禍で人材採用を手控える企業も少なくありませんが、これまで採用で苦しんできた企業にとっては今こそチャンスです。とりわけ中堅・中小企業は…

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第6回 面接における効果的な「なぜ?」の使い方1 準備編

武田 斉紀 / ブライトサイド(株) 代表取締役、産業能率大学兼任講師

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東京大学卒、(株)リクルート入社。人事部経てHR事業部で様々な業種規模の企業をコンサルティング。2003年に理念経営コンサルの現社設立。著書『行きたくなる会社のつくり方』他多数、三菱UFJ銀行の法人向けサイトで10年以上コラム執筆、日経ビジネスでも上位ランク獲得。全国各地で講演

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