マガジンのカバー画像

音楽ビジネス系noteまとめマガジン

35
最新の音楽業界のビジネスモデル研究から、個人のアーティストや演奏家が生きていくためのマネタイズのヒントまで、色々な角度から音楽業界について書かれたnoteを発掘&アーカイブするマ…
運営しているクリエイター

#音楽業界の崩壊

音楽業界が崩壊してしまった最大の理由

今まではCDを売ることで成り立ってきた音楽業界なので、CDが売れなくなったことで音楽業界が崩壊してしまったことに間違いはないのですが、その理由が大きく分けて二つあります。

その一つはプロダクションが経済的にレコード会社に依存する体質になってしまったことで、自らがアーティストを育てプロデュースする能力を失ってしまったことです。
レコード会社と契約すれば契約金や援助金の名目で経済的にサポートしてもら

もっとみる

サラリーマン化したことでダメになった音楽業界

自分がバンドをやってた頃は、レコード会社の人って超エリートだと勝手に思いこんでいました。
大学を出て入社試験を突破した人たちだから、それはもう優秀な人材の宝庫だろうと勘違いしていたことは、実際に入社してみてわかったことです(笑)
どの業種、どの職場にも優秀な人はいるし、そうでない人もいる。
よく考えりゃ当たり前のことなんですけど、人間て勝手に思いこんだりイメージする生き物ですからね。
まぁ私もそう

もっとみる

メジャーデビューだけがプロへの道ではありません

メジャーのレコード会社というのは、CDの売り上げで成り立っています。
過去にCDが爆発的に売れた頃には多大な利益を上げていました。
ところが現在はみなさん承知の通り、CDはほとんど売れなくなりました。
ただ、レコード会社としてはそれでも新人を売りださなければ、会社が脳死してしまうので、売れる見込みがないのにデビューさせている状況です。

もし今、何らかの形でメジャーデビューが決まっても、売り出すた

もっとみる

CDを売る時代からアーティスト自身を売る時代に変わった

レコード会社にいた頃は、ヒットして大成功を納めるという流れをたくさん見ることができました。
CDをプロモーションして「売る」システムが整っていましたし、誰々を売ったということで評価されたマネージャーやプロデューサーもいましたが、残念ながら今はその頃のノウハウを持ってしても、「売れる」ことはありません。
なぜなら、今までのシステムが機能しなくなったのと、CDが売れていた頃のプロデュース方法は通用しな

もっとみる