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地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

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地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
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2019年1月の記事一覧

地方地域で頑張る人が身につけるべき力

先日、こんな記事を読んだ。 地方創生計画 外注多数 交付21億円超 都内企業へ アンケートに回答し、実際に支払いが確認された約40億円のうち、半数となる21億円が東京の企業に発注されているそう。地方地域活性化のためのお金なのに、東京の企業が潤うという実態になっている。 これは皮肉であると同時に、理解もできる。 僕の周りにはそれぞれの地域を盛り上げるために奮闘している人がたくさんいる。が、地元で頑張るプレイヤーを知らない、どんなことができるのかも知らない、という行政は少な

どんなものを買うかということは投票である。

食や農の分野に関わるようになって、食べるものの選び方は大きく変わった。 何も知らなかったころは価格が一番の判断基準で、 品質がいいと保証されているものは高くてもか売っている購買の仕方をしていた。 今はじょじょに変化してきている。 どう変化しているかというと、ストーリーを知っていて、 応援したい企業の商品を買うようにしている。 一番面白いところで言えば、「味噌」である。 正直、昔は味噌なんてなんでもいいと思っていた。 何故ならそもそも味噌は味噌という一括りであって、 味の違

ローカルデザインラボ 共創編

  15万部を超える売り上げを記録した「東大読書」の著者・現役東大生・西岡壱誠氏が、東大生の目線で、これからの教育のあり方、さらに学びのフィールドとして地域活動が最適なのではないか? という日本社会の未来について語ります。 この西岡氏の問いに対して、地域現場でDMO構想などの立ち上げに携わる 一般社団法人観光マーケティング協会 代表理事善井靖氏と大友信秀氏が、現場目線で、西岡氏の問いに応えるトークイベントを実施しました。 現役東大生と地域について知りつくした男のスペシャル

データ戦略の会社が考える「地域ブランディングのポイントと効果測定」

以前の記事「マーケティングとブランディングの違い」「ブランディングと効果測定」がTwitterやNewsPicksなどで広く読まれ、大変好評を頂きました。 読んで頂いた方のうち、地方創生に関わっている方から「地域のブランディングの場合はどう考えたら良いのか」というリクエストがあったので、今回は地域ブランディングについて考えてみたいと思います。 民間企業との違いを踏まえた、地域ブランディングのポイントマーケティングとブランディングの定義は、前回記事でも書きましたが以下のよう

“地方創生”は「配分」ではなく「創りだす」ことではないのか?

地域活性という分野に興味を持ち始めてから、いろんな地域活性というお仕事のかたちを知ってきた。 地域活性というものには定義もゴールもなくて、人それぞれなのだということを大前提に 地方自治体から都内の企業がお仕事を受注して、その地に何らかの形で還元をするという地方創生になんっか違和感を抱いていて。 このツイートを拝見して、きっとこの違和感は、それが「配分」でしかないからなのでは?と思った。 都市または他の地域にある資源(ヒト・カネ・モノ・情報など)を配分しているだけで、マ

「地方活性」には興味がない。ただ、好きな人達と楽しく生きたいだけ。

地方でワーワー騒いで活動してると、たまに勘違いされるけど、私個人としては「地域活性」には興味がない。 私は、熊本でイベント企画をやっていたり、熊本のプロジェクトに参加はしていたりしていて、地域を盛り上げようとしてるとか思われたりもするんだけど、「熊本のために」とか特に思ってない。 自分が住んでる地域に自分が楽しいと思えることがそんなにないから、自分で自分が楽しめることを作るしかないなーと思ってやってることが多い。娯楽、息抜き、そんな感じ。 東京とかから起業家とかクリエイ

地域おこし協力隊の任期後の起業についてビジネスモデルを起点に考えてみた。

お久しぶりのnote。マサヒロタケヤ(@locialdesignbank)です。現在は、福岡県にある大任町という小さな町に地域おこし協力隊として愛知県名古屋市から移住し2か月がたったところです。 地域おこし協力隊(ちいきおこしきょうりょくたい)とは、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である