見出し画像

リブランディングってどうやるの?

はじめに

あけましておめでとうございます。

2020年は各種webサービス勃興から4,5年たち、各所で「リブランディングをしよう」というような声があがっているのではないでしょうか。

ということで、過去のnoteを参考に、ブランディングを行う際のフローをまとめつつ、まとめる際に気になった疑問をまとめてみました。

参考にしたnote

the マーケティング というよりもデザイン、クリエイティブ という領域が強いかとおもいますが、以下の2点を参考にしました。

上記のリブランディングを通じてわかった必要なSTEP

上記2つのブランディングプロジェクトを紐解いていくと、ざっくり3つのSTEPにわかれました。

①きっかけ(課題の把握)

突如としてブランディングがはじまるというわけではなく各事業における「きっかけ」がブランディングの始まりです。「きっかけ」は"課題"とも言い換えれるかと思います。きっとこの「きっかけ(=課題)」がない限りブランディングという大プロジェクトは遣って退けれないのだと思います。

各種事例を見るに、このきっかけというのは

・ダイレクトプロモーションの限界を感じ、純粋想起を獲得し自然流入を獲得したい

・大型プロモ(CM等)を実施する前位に、最適な認知形成をするため

・社内でのブランドイメージや事業への共通認識がバラバラだった

というようなことがブランディングプロジェクトの始まりでした。

よって、なんとなくブランディングを始めるのではなく、上記のような「きっかけ」(=課題、危機感)をまず的確につかむことが重要です。

②ブランドの核となるコンセプト定義

課題把握、目的把握をしたらようやくコンセプト定義です。
ただ、このブランドコンセプトを決める際、どのサービスもいくつかの落とし穴に陥っていたようです。

・コンセプトが表層的
・ユーザー視点がない
・ブレストするがまとまらない

といったところに収束されるようです。

そうなった際の対処として過去事例では
★そのサービスを通じてユーザー、社員にどういう存在でありたいか
★サービスを使うユーザーはどんな人で何を求めてるか
といういわゆる3Cのうち、2Cを徹底する というアプローチこそが打開策だと読み取れました。

創業者へのヒアリングとすり合わせ、共感するキーワードの洗い出しをし、自分たちとユーザーがわくわくする理念を見つけていくというプロセスを踏みます。

その際ブランド・アイデンティティ・プリズムなどのフレームワークを使うのも有効のようです。

③メッセージの作成と評価

ブランドコンセプトが決まったらようやく、メッセージやクリエイティブです。

思想を記号化、表現します。

ここでもいくつか落とし穴があるようですが、特に目立ったものが

「ロゴ」の提案におわり、
「ブランド」の提案にまでクリエイティブが落とし込まれないことです。

この理由には2つあり、
1つは、ロゴを作ることだけをまず考えてしまい、会社を、サービスをどうしたいかまで考えが抜けがちになってしまうこと。

もう1つが、ロゴやブランドの「浸透」までイメージせずにとりかかってしまうことです。

よっていきなり、つくる!というよりも
★自分たちが目指すブランド、状態を今あるイメージでいいから、可視化してして、成立状態をイメージすること

★浸透表現まで落とし込んだパイロット版を作り比較すること

ということを、その企業もされてました。

個人的にはFiNC社の
サービスを通じて、健康管理を「楽しむ」ものにするというために、普段使われがちな
「Be 」(〜になろう)という状態希望を表すものでなく、
「Play」(〜楽しもう!遊ぼう!)という「行動」を誘発するものをメッセージとしたこと、そしてそのメッセージ起因でクリエイティブに落とし込んだプロセスは大変勉強になりました。

通じて疑問に思ったこと

各種調査を通じて、

・これだけ時間かけて作ったものの「評価」をどうしているのか

・社内はイメージつくが、社外へのイメージ浸透はどうしているのか(大規模出稿などない場合)

・既存ユーザーのネガを解消するためにしたことは何か

・ブランドマネージャーたるべ素質は何か(結局創業者の想い=ブランドになり得る場合、ブランドマネージャーはどこまで自分の思想を組み入れるか)

・インナーブランディングの本はよくあるが、アウター向けかつデザイナーではなく、マーケター向けの参考書などあったら読みたい!

と思いました。

文字ばかりで恐縮ですが
本年もよろしくお願い申し上げます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?