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ざっくり不動産動向(東京23区) 2023年8月

都内の不動産市況は、2023年8月時点で実需・投資用不動産ともに堅調です。

相場よりちょっとでもいいなという物件は即日売れてしまう状況です。

市況が良いのは都内だけではありません。
先日、築3年生田駅徒歩6分8000万円利回り7%のアパートが売りにでていましたが、即日2件買い付けが入り、問合せ件数は1日で40件超だったそうです。

【取引事例】
つい先日当社で決済した中央区築10年のマンションは坪単価420万円でした。こちらは住宅です。住宅の取引はあまり多くないので当社としては珍しいです。

港区の新築タワーマンションの平均坪単価は1000万円近くまで上がっています。

収益物件としては板橋区新築が利回り6%半ば、グロスは1億超。板橋区で6%超は今後はもうでないと思われます。おおよそ6%平均です。

【仕入れ】 
葛飾区新築アパート 青砥駅徒歩10分建築条件付土地で総額1.15億前後。利回り6.2%前後。土地5000万・建築費6500万・18㎡×9戸想定。

【まとめ】
市況が好調な要因は需要が増加しているというよりも、建築件数・供給数が落ち込んでいることが要因と考えます。ですので不動産業者によっては好不調の差が激しいのではないでしょうか。不動産価格は横ばいから若干の値上がり傾向にありますが、インフレ期待もあり、暫くこの傾向が続くと思われます。足元木材価格が下がってますが、職人の人件費やその他コスト増により値下がり分を吸収してしまってますね。

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【おまけ】
他、保険、建材等は上がっています。ビッグモーターの件で損保ジャパンに金融庁の立ち入り検査が入ってますね。損害保険の値上げがあると思います。火災保険に影響はありませんが、損害保険料が上がると間接的に建築費に影響を与えます。


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