論文紹介 米国の大戦略をめぐって論者の立場は2つに割れている
米国はこれからも国際社会で優越した地位を保つことができるのでしょうか。多くの研究者が長年にわたってこの問題を議論してきました。
この議論で浮き彫りになっているのは、米国の大戦略をめぐる論争で論者の立場は2種類に割れていることです。一つはディープ・エンゲージメント(deep engagement)、もう一つはオフショア・バランシング(offshore balancing)と呼ばれています。
今回は、米国の大戦略をめぐる論争をモントゴメリー(Evan Braden Montg