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性教育を疎遠している「あなた」に読んで欲しい本

「なんで、赤ちゃんってできるの?」

これに対する答えを僕らは知っているのにも関わらず、すごく隠すじゃないですか。実際、学童で活動してた時には、はぐらかしましたw

それが嫌で、「なんか嘘じゃないけど、でも本当のこと言っても…」と思ったので、この本を読みました。

書籍『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』を紹介します。

どんな本?

著者は、のじまなみ さん。とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事です。僕が語るのもアレなんで、HPを載せます。

この本は、簡単に言えば、上記で言った「なんで、赤ちゃんって…」の質問に対する対応の仕方や、日本の性教育事情など、性教育に関するどうすればいいの?を解決してくれる本といったところでしょうか。(あくまでも個人の見解)

簡単に言いましたが、内容は、ディープなものも書かれており(noteの規約に反するような用語も)性に対する向き合い方が前向きに捉えないといけないなと感じるものでした。

前半は性教育がなぜ大事なのか。いつごろが適している」に関する部分を解説しています。

後半は、性教育の実践方法を詳しく書いてあります。あるあるの質問に対する答えや心構えなど、広い範囲で応用が効くものとなっています。

勝手に「ココ」を見て欲しい!!

個人的に、読んで欲しいと思った箇所は、「水着ゾーン」です。

水着ゾーンとは、「人に見せても、触らせてもいけない自分だけの大切な場所」であり、水着を着たときに隠れる部分を指します。(本書では、口・胸・お尻・性器の4つで男女共通と記されている。)

なぜ、水着ゾーンが大切なのかというと、「自分の身を守るため」です。

本書は一貫して、性犯罪の危険性について唱えています。その性犯罪に巻き込まれる要因の一つとして、「人に見られていい部分の基準」がわからないということが挙げられています。

では、その基準は何かというと水着ゾーンということになるわけです。

知っていれば、巻き込まれるリスクも減り、大人に相談できる回数も増えるというわけですね。

感想

正直、一番初めに読んだとき、「喧嘩腰で来たな」と思いました。学校と関わりがあるものとして、タイトルに惹かれたという意味もあるんですけど。

内容としては、新鮮味がありました。日本は性教育後進国であるという事実。下ネタを興味→学びに変える方法、など自分が思っていることが何より浅はかであったんだなと痛感しました。

本を読んでいて、違和感を感じるものは家庭が担う性教育との温度差という点です。本書は、男女を前提とした性教育という側面から、具体的な支援策を打っているのですが、学校を見ると、多様な性を前提とした性教育という側面を担っていると感じました。

避妊や性犯罪については、タブー視せず伝える必要性が大きいと感じました。特に、生理や精通は、女の子だけとか、男の子だけとかを意識せず、全員が共通理解する必要があると思います。

そのことについては、また後で書きたいと思います。


たけちゃん。

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