リベラルに元気がないのは真面目過ぎるからかもしれないな
話題の映画「新聞記者」を観に行ったら、終了時間が22時過ぎる回にもかかわらず、ほぼ満席だった。
日々言論が不自由になりつつあるこの国で、この映画がそれなりの規模の映画館で上映されていることは、ちょっとホッとします。まだ大丈夫かな日本…
でも、なかなか役者さん捕まらなかったのでしょうね(桃李くんの勇気すごい)。主人公、演技は上手なのだけど、やっぱり、日本語が流暢でない記者って無理がある… あれでは百戦錬磨の輩から、話を引き出すのは不可能だろう。
映画としては、とても凝った演出がされていて、映像も美しくて。新学部設立の目的があれっていうのは、ちょっと飛躍し過ぎじゃないの? リアルが面白いのにSFじゃんって思ったら、本当にそんな疑惑もあるのですね。不勉強で知りませんでした。
でもふと、これ、踊る大捜査線的一大エンターテインメントに作られてたらどうだったんだろう?って思った。
派手なBGMと特撮(今はCGか)
うわー!主人公カッケー!悪役死ねー!的な。
そういうの、リベラル側は作らないよね。遊びじゃない。正しいことを伝えたいんだって思ってるから。
人は往往にして正しさより、面白さに反応して共感する。現政権のPRとかは、そこを上手に使っているなと思う。
…そうかでも、一大エンターテインメントを制作できる人って要するに売れっ子だから、色んなしがらみでがんじがらめだったりもするのよね。作れないか…
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