時間を売ること

時間を売ることは、『命』を売ること。
『時間』とは肉体そのものである。
概念としての『時間』とはどういうことか。
『時間』とはAという物質とBという物質が同じ空間に存在するときに発生する概念である。生命体は活動をしているために成長したり、動いたりすることができる。生命体は細胞分裂をしているから、成長や老化が起きる。これはすべて細胞の問題である。

わかりやすく言うと、『活動』できる身体そのものが時間である。
つまり、『時間』を売るということは、『命』を売ることである。
そのため、『時間』を何に使うか、
ということは『命』を何に使うか、ということである。

そこには、もっと深いところが世界がある。
それは人間と社会についての理解を深めることが必要になる。
その上で、『何に時間を使うのか?』とは『どのような社会を創るのか?』ということに帰結する。もしくは『肉体をどこまで高められるか?』どちらかになっていく。しかし、人間は個人の到達地点だけでは、この集団生活を送ることは困難になっている。到達した地点は必ず全員にシェアされていく。もちろん必要な時間と必要な訓練をした人間に対して、得られる能力にはなるが、それはシェアされる。

そのため、『何に時間を使うのか?』という問いについての回答は
『どのような社会を創るのか?』というワンイシューになってくる。


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