見出し画像

医師はテロリスト 10 文部科学省に逆らうテロリスト養成所・医学部医学科

前回のお話で、医学生は7割以上がお勉強だけが正義のテロリスト思考でありかつアルバイトもしないため、あまりに教養や社会人常識がないことを話しました。

前回09はこちら

ただ、教養・社会人常識がない医学生がそのまま医師になることでさまざまなトラブルに見舞われたため、見かねた文部科学省は2015年頃より医学部医学科4年生・6年生にOSCE(オスキー)という試験を課しました。簡潔に言えば模擬患者を使ってきちんと失礼なく問診を取れるか、6年生ではそれに加えて失礼なく診察ができるかを問われているので、まあカンニングしたりつまようじで眼を刺しにいかなければ通る試験です。

しかし医学生はたいてい社会一般的なお作法が全くと言っていいほど分からないので、必死に勉強するのです。と書くとこの際に社会人常識をお勉強できていいじゃないかと安堵する方もいるでしょうし、おそらく文部科学省の目的もそこにあったはずなのですが、なぜかお作法ではなく頭が痛い患者が来たらどう対応する、腹が痛い患者が来たらどうするなどの問診内容ばかりを試験直前まで必死に勉強するのです

いざ試験になると問診はシミュレーション通りにしかできず不測の対応はできないし、実際に十数人程度の大規模なカンニングを行った国公立大学は出るわ模擬患者の目につまようじを刺そうとしたのはいるわでてんやわんやになって終わるのです(余談ですが、OSCEの数か月前に学校公認の予行模試のようなものがあり、頭が痛いだけはどうしてもわからないとお勉強偏差値だけが取り柄の同期みんなは嘆いていました。そこで私が問診したら精神科疾患一歩手前だということが分かりましたし、模擬患者さんも初めて解かれてアドバイスをしてくれたと涙ぐんで喜んでましたよ。その後私は試験日当日だけ勉強して本試験で通せましたけど)。

おかげさまでOSCE本試験はだいたい20%くらい落ちます。だってみんな問診取れないんだもん、当たり前ですね。他職種ではOSCEの実施はないですが、あったとしても落第率は10%も行かないはずです(というか普通落ちない。落ちてる方が不思議)。ただOSCEの文部科学省の目的は試験を通して社会一般的なお作法を学ぶことですので、同一年内に再試験を行います。これにより95%程度の医学生は再試験までにクリアできるので留年せずとも卒業できるわけです。

ただそういう社会一般的なお作法が分からないほどお勉強偏差値が高く筆記だけの医師国家試験には受かりやすいので、OSCEのほぼ答えを教えて本来ないはずのOSCE再再試験を課してまで全員合格させるのです。これでは教養のないテロリスト医師が増えるばかりです。集団カンニングも目につまようじを刺そうとした奴もちゃんと医師免許を取りましたw

こうして文部科学省の意図も裏腹に、問診もろくに取れず不測の事態になると眼につまようじを刺す勢いでコロナをばらまく医学生をどんどん卒業させ、これを省みもしない医師がどんどん増えていくのです。このようなテロリスト医師を生産する医学部医学科という名のテロリスト養成所は今でも稼働し続けているのです

では次回はテロリスト医学生を医師へと仕上げる最後の仕上げをご紹介します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?