【少々見聞録 ~44ペエジ目~】(2022年12月22日)
タイと日本の文化には様々な違いが見つかるが、5月中旬に行われたバンコク都の都知事選挙と都議会選挙の様子も面白い違いの一つだったと感じている。
日本では公職選挙法で選挙ポスター・選挙看板・配布のビラなどの枚数が決められている。これに対して、バンコクで行われた5月の選挙の様子を見た限り、そのような枚数制限がとてもあるようには思えなかった。というのも、4月の初めくらいから大きな通り沿いの木や電柱に次々に看板が設置され、投開票日直前には、選挙看板がついていない木や電柱は見当たらないというような状態だったからである(まあ、法律をきちんと確認したわけではないので、バンコクの選挙については、日本の公職選挙法のように衆議院の小選挙区ならば候補者・後援団体合わせて25枚までというような数ではなく、実はとてつもなく多い数を規定しているので、その範囲内ということもあり得るかもしれない)。
タイの人々にとってこのような選挙看板だらけの選挙は普通のことではあるものの、そんなタイの人々であっても、ネットニュースを見る限りは、看板が邪魔で歩きにくいというネガティブな意見が年々多くなっているようである。それを受けてなのか、スリムな看板で邪魔にならないようにしていることをアピールする候補者がいたり、小さめの看板を高い位置にくくりつけたり、シールタイプのものを壁や電柱に貼ったりと、工夫も見られたが、看板にしても、横断幕にしても、シールにしても、とにかく設置できるところには設置しようとする点では、どの候補者も同じだったように感じる。
このような選挙看板の問題点の一つが、さきほど述べたような「通行の妨げになる大きさと数の多さ」であるが、問題点はこれ以外にもあった。さて、そのほかの問題点にはどんなものがあるだろうか。
ということで今回は《タイの選挙の様子》に関わる見聞録である。
そして、今回の内容はSDGsのゴール12の中でも次のターゲットとの関わりがあると考えられる。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。(By 2030, substantially reduce waste generation through prevention, reduction, recycling and reuse)
12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。(By 2030, ensure that people everywhere have the relevant information and awareness for sustainable development and lifestyles in harmony with nature)
(以下にスライド2枚目以降のヒントや答えを紹介)
#異文化理解 #SDGs #タイ #バンコク
#つくる責任つかう責任 #ResponsibleConsumptionandProduction
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