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アンラーン💣リラーン📚ためらわん♫run81…⭐情報量が多ければ良いわけではないというのは分かっているはずなんですが⭐️

(これまでの虚栄を解きほぐす「unlearn」のため、頭の中を刷新する「relearn」を躊躇なく進めるための記録)

【記事累積:2050本目、連続投稿:983日目】
<探究対象…コラム、宗教、授業スライド、バランス、中庸、孔子>

社会科の授業では、地理でも歴史でも公民でも様々な地域の宗教について触れる機会がけこうあります。これまで、シンガポール・ラオス・タイに住んだり、国際ボランティアキャンプでネパールやインドに行ったり、旅行でマレーシアを訪れたりという経験から、宗教について話をするネタはかなり蓄えられています。すると、できるだけそれらを生徒たちに伝えたいという気持ちが強くなり、ついついたくさんのスライドを準備して授業を展開してしまいます。

自分のなかでは教科書や資料集だけでは知ることのできない情報を良かれと思って伝えているものの、それら一つひとつの情報の重みは、実際に住んだり旅行したりしたことがある自分自身だから上手く受け止めて処理できているとも言えます。それに対して、全ての情報が初めましてという状態で受け止めることになる生徒たちにとっては情報過多かもしれず、せっかく用意した情報が十分に伝わっていない気が、最近は特にしています。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
これは儒家の祖である孔子の言葉とされています。この言葉によって、様々な物事の「中庸」の大切さが示されています。

これまで各地で集めた宗教に関する情報を繋ぎ合わせて、1つのまとまった教材にする作業は、自分の今までの海外での経験の振り返りになっていて、楽しいのは間違いありません。しかしその楽しさによって、相当な枚数のスライドを作ったとしても、それは自己満足の意味合いが強くなってしまっている感は否めません。

何のために授業スライドを用意しているのかという、その目的について今一度考えてみると、やはり生徒たちに宗教のことに興味を持ってほしいとか、宗教の特徴を理解してほしいというものがあります。しかし思いつくままにスライドを増殖させている現状は、そのような目的と逆行した状況を生み出してしまっていると言わざるをえません。

最初は「生徒にできるだけ多くの情報を提供して楽しんでほしい」という気持ちだったのかもしれませんが、どこかで「多くの情報を盛り込むことで自分自身が楽しみたい」というものにすり替わっていたようです。

今後は、伝えたいメッセージの中心・本質を見究め、内容を厳選しながら、生徒にとって適切な情報伝達を心がけようと思います。

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