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❖リア充よりレア充❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2021年12月31日)

(長さも中身もバラバラ、日々スマホメモに綴る単なる素材、支離滅裂もご容赦を)

◆リア充よりレア充◆
2021年がいよいよ終わりを迎える。4月からは高校の非常勤講師と、業務委託契約で教材開発という二足のワラジ、現代風に言えばハイブリッドの生活であった。特に「探究学習」の試行錯誤に時間をかけたので、学習指導要領解説の読み込みや、探究構想ノートの書き込みはかなりの量になった。

ハイブリッドというと聞こえはいいが、非正規雇用であり、契約が継続されるかは不透明で、特にコロナ禍の現在では景気の調節弁として一寸先は闇というリスクもあるため、フルタイムに比べると生活の安定性はない。その安定性を大切にするならば、正規雇用でどこかの学校に腰を据えて業務を全うした方がよいだろうし、実際、現在の生き方をしていると周囲の人から「もう若くないし、そろそろ腰を据えてはどうか」と言われることが増えてきた。

教員の世界で専任教諭(正規雇用)で採用されることは、年を追うごとに難しくなっている。募集は頻繁に出ているが、そのほとんどは常勤講師や非常勤講師で正規雇用ではない。だから、専任教諭への昇格を目指すならば、一つの職場で粘り強く与えられた義務を全うする必要があるだろう。だが、私の行動や選択はそれとは逆行している。私はかつて常勤講師から専任教諭に昇格し、その後、何年もその職場で教師を続けた経験がある。しかしその立場を放棄して、海外に飛び出した。次の職場でもありがたいことに1年間の常勤講師を経て専任教諭に昇格している。それにも関わらず、私は別の職場を求めた。その後も、そんな渡り鳥のような生き方を続けている。

気質としては、変化を嫌う方で、職人のように一つの技術を磨きに磨いていくタイプである。それなのに、職場を渡り歩くのは矛盾しているように思える。確かに、職場という入れ物がコロコロと変わっているのは事実である。だがどの職場においても変わっておらず一貫しているのは、「ワクワクした学びを求め全力で楽しむこと」である。だから、入れ物がどこであるかよりも、中に入っている物にワクワクできるかが重要なのである。そのワクワクした学びを求める本能・感性・情熱(パトス)に導かれると、自然と職場が変わっているだけである。理性・理屈(ロゴス)で判断すれば、生活を成り立たせてくれる範囲内でもワクワクは見つかるので、わざわざ職場を変えるところまでいかなくてもよいと言われそうである。その主張もよく分かる。その主張は、理性・理屈(ロゴス)で落ち着いて判断し、「導き出した『現実』的な結論」である。つまり「リア充の結論」である。しかし私の場合、判断して結論を「導き出した」というよりも、「ワクワクする学びという宝石のようにキラキラした『貴重』な出会い」に、本能・感性・情熱(パトス)が正直に反応し、それに「導かれた理想的な結果」なのである。つまり「レア充の結果」である。頭で判断し導き出したわけではないから、それを結論と呼ぶことはできない。だからこちらは心に「導かれた結果」という表現がピッタリである。2022年も私は引き続き「レア充」に突き進むことだろう。

2022年はどんなワクワクに出会えるか、そんなフワフワとした期待に胸を膨らませるだけで、既にワクワクである。2021年がイヨイヨ終わるというのに、その締め括りのコラムを結局ナガナガと綴ることになってしまったので、ソロソロ終わりにしようと思う。
#探究学習がすき   #リア充   #ロゴスとパトス
#非正規雇用   #景気の調節弁   #私の仕事

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