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材料・製品分析でプラスチックをヘラスチェック!


マスクやレジ袋、ペットボトルやストロー、歯磨き粉や合成繊維、etc.
これらはプラスチックでできているもの、またはプラスチックが含まれているものです。日頃お世話になっているものばかりですよね。
私たちは、プラスチックのおかげで便利な生活を送ることができています。
しかし、同時にプラスチックは環境問題の大きな原因にもなっているのです。

1.マイクロプラスチック問題


環境中に存在する5mm以下の微小なプラスチックは「マイクロプラスチック」と呼ばれ、海洋汚染や海の生態系の破壊などの深刻な環境問題を引き起こしています。
マイクロプラスチックには、初めから小さく加工されたプラスチック粒(一次的マイクロプラスチック)と、プラスチック製品が紫外線や風雨などに晒され劣化し微細な破片となったもの(二次的マイクロプラスチック)の2種類があります。
前者は歯磨き粉や洗顔料に含まれており、後者はプラスチックゴミが主な原因になっています。

プラスチックは自然分解されないため、風や海流によって運ばれ、半永久的に残ります。しかも添加剤が含まれているうえに有害な化学物質が付着しやすいので、海洋汚染の原因となるのです。
また、海洋生物がエサと間違えてマイクロプラスチックを食べてしまうと、消化されず、有害な化学物質が生物濃縮によって海洋生物の体内に蓄積されていきます。
時には消化不全などを引き起こして死んでしまうこともあります。
汚染された魚を私たち人間が食べると、もちろん私たちも有害物質を取り込んでしまいます。有害物質の中には発がん性や免疫機能低下などの影響を及ぼすものも少なくありません。


2.プラスチックとの付き合い方を考える


知らず知らずのうちに有害物質を取り込んでしまうと考えると怖いですが、ある意味「身から出た錆」とも言えますね。むやみにプラスチックを捨てるのは私たち自身に悪影響を及ぼします。
しかし便利な生活にプラスチックが欠かせないのも事実。「なんでもかんでもプラはダメ!」というつもりはありません。
でも、1WAYですぐに使えなくなってしまうものや、使い捨てを前提にしているものは少しでも減らしたい。
そのためにはプラスチック製品を減らす、環境に与える総合的な負荷を考えた製品を設計する、使い捨てプラスチックの代わりになる素材を開発する等、プラスチックとの付き合い方を考えることが大切だと考えます。

オオスミにはマイクロプラスチック分析や材料分析、異物分析など、品質管理や製品開発にご利用いただける材料・製品分析のサービスがあります。
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特設ページ「これなんだろう」では、分析機器で観察した身近なものをいろいろ紹介しています。ぜひ一度覗いてみてください。

また現在、一般家庭で行える「プラスチックを減らすチェック表」も作成して、皆さんに使っていただけるようにしようと考えています。
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関連ブログ:海岸のマイクロプラスチック

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