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絵本制作奮闘記 最終回 【展覧会エッセイ】

紳士淑女の皆様、どうもレディースアンドでジェントルメンでございます。日々寒風凄まじき陸の孤島・埼玉県よりお送りしております、大枝です。 

数回に渡りお伝えしていた「絵本制作奮闘記」ですが今回で最終回になります。胸に迫るものがある方いらっしゃいましたら、セルフでハンカチのご用意をお願い致します。
泣いても胸は貸しません。それが大枝です。 

はい。前回までは絵本はこんな風に作られてこんな風なことがこんな具合に大変なんだよーってお伝えしましたね(雑)。

人間生きていれば一度は手にするであろう絵本が実はあんなに作るのが大変だなんて思いもよりませんでした。
やってみたらビックリぽん!てな事は世の中に溢れてますよね。

元も子もない発言ですが専門的な制作工程なんかの記事はもうそろそろ飽きて来たと思うので、絵本そのものについて今日は少しお伝えしようと思います。
絵本回は最終回だしね。

仕様に関しては以前のエッセイでも書いたのですが、完全上製本の糸がかり綴じです。
これは買ってくれた人の手元にいつでも居て欲しいという思いからの仕様なのです。ながーい間、部屋の棚の何処かであなたを見守ったり、時には寄り添ったりしてもらえる事を意識しました。

表紙に関してはびっくりするくらいシンプルなので、扉を開けてから清世さんの描く世界が目に飛び込んでくる仕様になってます。
この表紙については僕と清世さんで何の打ち合わせもしていなかったんですが、清世さんがラフの原稿を作った際に僕の思ってたものと見事に合致しました。
日頃この感覚は僕と清世さんの間でしょっちゅう起こるので、記憶が消去されているだけで幼い頃同じ施設でサイキックの訓練を受けていたのかもしれません。

絵本のページを捲るたびに、生まれた世界がどんどん広がって行きます。
これは物語に準じてです。

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