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※シンゴちゃんの関連作ですが、コチラの記事は単体でも読めます。併せてご覧頂けたら嬉しいで…
汗だくになり、炎天下を年甲斐もなく必死に走る。肺が潰れそうになるまで走るが、足がもつれ…
春の光が柔らかに降り注ぐ真っ昼間。庭の一角に作った小さな畑を耕す為、米子は「よいしょ!…
明け方過ぎに家を出た。片道三時間の道のりを頭の中で整理しながら、エンジンを掛ける。 …
朝。男は雨が止んだ曇天の下を、歩いている。工業団地の線路沿いの道を行く男は、一体何処か…
朝起きてパンを食べ、ぼんやりと休日のワイドショーを眺めていると、一つ年上の彼女が緑色の…
僕の職場の倉庫にはおっちょこちょいで有名な人物がいる。 今朝はベルトにおにぎりのビニールが挟まったまま朝礼に参加していた。ベルトから垂れる「鮭」の文字が開けっ放しのシャッターから吹く風でひらひらと揺れている。何故あんな状態になるのか不思議だった。 僕は彼をシンゴちゃんと呼んでいる。由来はそのまんま、下の名前がシンゴだからだ。 朝礼が終わってすぐ、僕はシンゴちゃんにビニールが挟まっている事を教えてあげた。 「シンゴちゃん、ベルトにビニール挟まってるよ」 「えっ!? あ